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May 18, 2006
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カテゴリ:懐かし日記
股関節が・・・。。。イタイ。。。
ジャスミン。
特殊体質なんでしょうかね。
肩も自由自在に外せるし・・・
股関節も自由自在に外せます。笑。
昔は酔った勢いで外して遊んでたんですが
「くせになるから止めなさい」と言われ
止めてたんでございます。
が・・・昨夜「まだやれるかな?」と思い
でっきるっかな♪でっきるっかな♪と
陽気に歌を口ずさみながら股関節を
外してみたんでござます。
ま・・・外れたし、戻ったんですけんど・・・
どうも左側が上手くはまってないようですよ。
チョイ痛い。
ま・・・治るじゃろ。

←今日やっと正式に店にやって来ましたよ。
新商品でございます。
まだHPにはアップしとりません。
2~3日中にはアップしてみせる!!!
バックスタイルとフロントスタイルです。
色柄は9種類。
ただ、今回数量は少なめでございます。
色柄によっては数枚しかないのもありますので
もしかしたらHPに載せないものも出てくるかも。




ゆで卵をパカリと2つに割るたびに・・・
あの・・・幸せそうな黄色いアイツを思い出しますわ。
その名も・・・ぴよこ。その後改め・・・ぴろし

あれは・・・私が小学校に上がるかあがらぬか・・・幼かったが、見た目は小さくはなかった幼少期のお話。

ある日の夕方。
父は珍しく私に言いましたの。
「○○神社で祭りをしよるらしいぞ。夕飯のあとに行ってみるか。」
祭り。
ジャスミン一家は、とにかく人混みを嫌う一家でございまして・・・(父が嫌いだったのよね。人混み)
物心つくまで、イヤついてからも「遊園地」なんぞの類に行ったことがないのでございます。
ましてや・・・人混みの代表格・・・祭りだなんて。
後にも先にも・・・あれっきり。
何故あのとき父がそげなことを言い出したのか?それは解りませぬがね。
きっと気まぐれでしょう。
なぜなら彼は「気まぐれ大王」であるのですから。

そういうわけで。
ジャスミンは、はじめての「祭り」というものに心を躍らせて・・・父と母と幼い弟と出かけて行ったわけですわ。
当時、4人でおでかけ!なんてことが無かったので、本当に嬉しかったのを覚えておりまする。
薄暗くなった神社の参道に浮かび上がるオレンジや赤色の出店。
祭り初体験の私にとって、それは幻想的ですらあったのよ。

トウモロコシを焼くニオイ・・・たこ焼きのソースのニオイ・・・
お腹はグググと鳴るものの、ママンが潔癖であった為(その割には腐った牛乳とか平気で飲まされてたけんど)
それらの屋台に立ち止まることは許されず・・・
もっぱらおもちゃ屋さんや金魚すくいの出店をのぞき込むのみでございました。
ふらふらと歩いていると・・・
何やら鼓膜の奥底を柔らかくくすぐられたような・・・そんな錯覚を覚えましたわ。

「???」
何か聞こえる。
ヒヨヒヨヒヨヒヨ・・・・
ふと足元を見ると・・・箱にたくさん入れられた・・・色とりどりのヒヨコたち。
ぬぬぬ。。。
それは衝撃的な光景でございましたわ。
ピンクのひよこハワイアンブルーのひよこエメラルドグリーンのひよこ
それらがヒヨヒヨ・・・とか細い声で泣きながらひしめき合っておるのです。
小さい頃から生き物が大好きだった私。
しかし最初に浮かんだ感情は「かわいい!」ではなく「可哀想」でございました。
子供ながらに・・・
「・・・このカラーリングはヒヨコの愛らしさを生かし切れていない!
 その上・・・こげな狭いハコにぎゅうぎゅう詰めとはナント気の毒なことか!!!」
と思ったのでございます。
「欲しい。」
ジャスミンがヒヨコの箱を指さすと・・・やはりママンは反対。
「ダメよ。すぐに死んじゃうよ。可哀想じゃないの。」だがしかし。
ここにひしめき合っているよりは・・・お家に連れて帰ったほうが良いに決まっているのですわ。
「欲しい。。。」ええ。断固。座り込み攻撃開始です。
すったもんだで10分近く経過。
先に根あげたのは、これまた動物大好きな父でございました。「ヨシ。じゃあ・・・1匹だけ。」

1匹。たった1匹。ジャスミンは慎重に、選びましたわ。
ええ。何かの任務を果たすような心境でございます。
そうして私はベニショウガ色に染められた1匹のヒヨコをつまみ上げたのでございます。
そう。全てのヒヨコを救えない無力感と一緒に。(←大げさ。笑)
それが・・・ぴよこ=PIYOKO・・・でありました。
ぴよこは、私の手の上で・・・力強く「ヒヨ!!」と鳴いたのでございます。

ピンクのひよこ。何ともパンクなお姿でございます。
可哀想に・・・と濡れタオルでごしごしすると紅ショウガ色は若干落ち・・・さくら色に。
ひよこ色ではないが・・・まあ・・・ひよこに近い色になったのでございましたよ。
一生懸命水を与え餌を与える私の背後で・・・
「長くは生きないのよねぇ~」と両親がため息をついたのは言うまでもございません。

毎日毎日学校から帰ってくるとぴよこにつきっきりだった私。
1週間を過ぎた頃。
鳥籠をのぞき込んだ私は・・・思わず息を飲んだのでございます。

そう大きくない鳥かごの隅でぴよこはくったりと冷たくなって・・・はおりませなんだ。
ぴよこ・・・根性がございました。
(伊達にパンクを気取っていた訳じゃないのだわ。)

ぴよこの顔が・・・若干凶悪な顔に変わっていたのでございます。涙
つい昨日まで・・・つぶらな瞳の可愛らしいひよひよぴよこだったのに。
何やら大変鋭い目つき。
そしてその1週間後。
ナントナント!!!!!ふわふわのアノ毛が抜けはじめ・・・頭のてっぺんには・・・
ナント!!!モヒカンのさきっちょがっっっっっ!!!!!!
「ぴよこ」は「ぴよこ」=女子ではなく「ぴろし」=男子だったのです!!!

それからの「ぴよこ」改め「ぴよし」の成長ぶりは目を見張るものがございました。
小枝のようだった足は・・・みるみる内に立派なソレにかわり・・・
ヨチヨチ歩きの可愛い姿は・・・何とも精悍な小走りスタイルに。
もちろん、鳥籠ではおさまるはずもなく、庭で放し飼いをすることになったのでございます。

ううむ・・・。
「すぐ死ぬだろう」と思っていたオトナも驚きましたが・・・
『ぴよこ』いや『ぴよし』のあまりにもショッキングな変貌ぶりに・・・ジャスミンも度肝を抜かれたことは言うまでもございません。
しかしね。
「ま・・・しかし誰でもオトナになるのだよ。
 隣のおばちゃんが生んだ可愛い赤ちゃんのあっくんだって、
 大きくなったら隣のおじちゃんみたいに毛の薄オヤジになるんだもの。」
理解力のある子だったジャスミンはすぐに納得いたしましたわ。

そうですわ。育ったなんて素敵なこと♪
ええ。皆、庭を闊歩するぴろしを見て目を細めたんでございます。

が・・・ぴろし。
生まれつきパンクな性格な為か・・・何だかとっても反抗的。。。

人間がエサをあげようと近づくと、何故だか人間に喧嘩を売るようになったのでございますよ。涙
そればかりか。
彼のパンク魂はとどまることを知らず・・・
人間がわずかに庭に出るだけで・・・
どこからともなく突進してきてはケリを入れたり、つっついたりするようになったんですわ。涙!!!
それが・・・流血沙汰なのでございます。
嘴で噛み付いた上に捻りを加えるもんだから(←コークスクリュー)・・・子供は庭に出ることを禁じられ・・・
オトナもおそれをなし・・・餌を与えるときは・・・
窓をわずかに開けてそこから庭に投げ入れる形式がとられるようになったのですわ。

ウンチの始末も出来ない。←怖いから
食べカスの処理も出来ない。←危険だから
草もとれない。←命にかかわるから

・・・で・・・庭は荒れ放題でございますわ。

そして緊急会議が持ち上がりました。
議題は【荒れ放題の庭とぴろしの今後について】

「可哀想だからあのまま。」とジャスミン
「こわい・・・泣!!!」←弟
「だから言ったじゃないの!」な母。
「結構美味しいかもな。」なじじい。
「ありゃシャモじゃないけん美味しくない」な祖母。

で・・・結局。
「おれの知り合いで鶏ば一杯飼いよるところのあるけん、そこに引き取ってもらおう。」という父の案が採用されたのでございます。

大暴れの末・・・
オトナの男が5人がかりで傷だらけになりつつ・・・ぴろしを捕獲。
大きめの籠に入れられたぴろしは・・・軽トラの荷台に載せられ・・・山に住む父の知り合いの家に連れて行かれたのでございました。

涙で見送ったジャスミンに・・・
「最後まで面倒を見きれるかどうか解らぬものを、安易に飼っちゃいけないのだよ。」父がそう言いました。
悲しい別れの涙にくれつつ(←一方的な愛だった。涙)ジャスミンはその言葉を肝に銘じたのですわ。
「おとうさん。今度、ぴろしに会いに行って良い?」

で・・・数ヶ月後。
ぴろしに会いに出かけて・・・まんまと顔面にケリを入れられたのはこの私。
あれは「適当なことすんなよな!!」というぴろしの愛のムチだったかどうかは・・・解りません。

しかし、ぴろしに「動物を可愛いとか可哀想とかいう理由だけで安易に飼っちゃならない」ということと・・・
「ひよこは鶏に衝撃的な変貌を遂げる。。。」ということを学んだのでございます。















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最終更新日  Dec 14, 2006 04:39:04 PM
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