気が付けば・・・
ネタが無いのを良いことに・・・かなりプライベートな事を書き綴っているこの日記。
まあ・・・イマサラなのでまあ～いいか。

数ヶ月前に、ちょっと長い間一緒に居た彼とお別れ致しましたのですわ。
理由は色々なんでございます。
理由なんてあってないようなもんでございましょう？
小さい何かが積み重なって・・・
気が付かぬ間に手の付けられないような状況になっている・・・そんなことは、色恋に限らずよくある話でございます。

ええ・・・夏休みの宿題と同じでございます。

なんだかそんな理由（どんな理由？笑）で、６年ちょっと一緒に居た彼とお別れしたんでございますが。
まあ・・・彼を大嫌いで別れたわけではございませんのでね。（でもこれ以上一緒には居られなかったのよ。）
それなりに若干落ち込んでみたりもしましたが・・・
私には、落ち込み続けるほどの集中力もなければ、忍耐強さも無く・・・
「ヒト」が持つ「忘れる」というスバラシキ能力に長けていることもあり、
たまに「ちょっと寂しいかしら？」と思うものの、そのくらいお湯割りの『白波』の温かさが癒してくれるってもんでございます。

別れの場面は・・・若干ウエットな雰囲気にもなりましたわ。
ええ・・・
寂しさとか今までの恨みとか怒りとか感謝とか友情のようなものとか思い出とか情とか・・・
そういったものが渾然一体となって・・・
妙にドラマチックなムードを作り出したりするんですな。

涙涙のそんなシーンでございます。
「それじゃ・・・ね。何か困ったことがあったりしたら呼んでくれて構わないから」なんて
兄のようなことを言って去ろうとするヤツに・・・
ジャスミンは思わず泣きながら声をかけたのでございました。

「あの・・・。
　今、私の部屋に置いてる荷物とかってどうしたらいいかな？？」

女って・・・どげに泣いてても冷静でございますのね。
こんな感情的なシーンで、涙を流しながら私が考えていたことは・・・

『ヤツの服とか下着とか靴下とか・・・まだ引き出しに一杯はいってるよな？
　そうそう・・・書類とかもあったしね。
　確か秋物のカーディガンとかは、ハンガーにかかったままでクロゼットの中にあったよな。
　ヤツ・・・服をたくさん持ってないし・・・無いと困るよねぇ？
　そうそう・・・ネクタイも数本・・・
　あとで取りに来るっていっても、私そろそろタイ行きだし～～～どうする？』

・・・そんなことでございましたの。。。
ここで言う台詞じゃないだろう・・・とは思ったのでございますがね。
しかし・・・一番気がかりなことでございましたのよ。
「・・・。。。」
ヤツは、一瞬の沈黙の後・・・「見たくないし捨ててくれ」と言って出て行きましたわ。

ハンカチで目頭を押さえつつ・・・
「ああ・・・昨日が燃えるゴミの日だったのに。。。」なぞと考えている自分に呆れる自分。

ううむぅ。
部屋に戻って・・・ヤツの荷物を引っ張り出して並べてみると・・・
さすが・・・結構な量でございますわ。
大きめのパッキン１個分はございます。

これだけのモノを捨てる？？？
貧乏性な私としてはモッタイナイ・・・という言葉が浮かびますわよ。
それに・・・まだ使えるものばかり。
まだ新しい薄手のセーターを手にしつつ・・・
「うちの弟とはサイズが違うしなあ～～～。」（それに誰か人にあげちゃう程無神経ではないのよ私）
水色のネクタイを拾い上げ・・・
「ああ～こりゃあ～何年前に私がプレゼントしたもんばい」などと考えていると感慨深いものもアリ。

ハッキリ言って。
モノには罪はないじゃないのよ。。。思い出だってあるざましょ？？？？？

捨ててくれとは言われたが・・・なんとなくそんな気にもならず・・・
パッキンに荷作りをすると、彼のお家へ宅配便で送ったのでございました。
ええ。忙しい彼の為に、日曜日の午前中着の日時指定も忘れずにね。

一荷物を送ってからも・・・部屋にはまだヤツの痕跡が多数ございました。
私は絶対使わないナイロンタオルだの。
ヤツ用の買い置きの堅めの毛の歯ブラシだの。
ヤツ愛用のベビー石鹸の残りだの。
青色のお箸と有田焼の茶碗だの。
カミソリの替え刃だの。
ジッポの石だの。
なんのかんの。

ま・・・そんなのまで送ったらちょっとさすがにイヤな女でございましょう？笑
活用もきっとしないし・・・それらは気が付いた時にちょっとずつ処分していったんでございます。
最近になって、やっとヤツの痕跡は無くなって参りましたわ。

でも。
最近・・・見つけたんでございます。
ええ・・・意外なところにございましたわ。

それは・・・写真でございました。
ジャスミン、ブログの為にここ数年はデジカメを持ち歩く日々ですが、もともとそう写真が好きな方ではありませぬ。
ほとんど撮りませんのよ。
特にスナップ写真などは・・・撮ることが少のうございます。

ヤツもそうじゃったんですわ。
どこへ行っても写真は無し。
カメラを向けると、若干怒るのでね・・・
もしかしたらヤツはキタのスパイなのかもしれないわ・・・そういえば・・・顔が日本人離れしているしな・・・
とさえ疑ったくらいでございます。
「こんだけ写真がないと、別れるとき楽でいいよね。」とよく言っていたんでございますが。笑

あったんですわ。
数枚ですが・・・某観光地で撮ったお写真数枚と友人達と友人の娘と一緒に撮った写真。

はて・・・こういうのってどうしたもんか。
友人Ａは「捨てる」と言い・・・
友人Ｂは「思い出にもっておく」と言い・・・
友人Ｃは「彼の部分だけ切り取っちゃえば？」（←暗いのぅ）と言う。。。

私は・・・持っておく派ですわ。
ばあちゃんになった時に、「こんなこともあったげな」とアルバムを見返したいじゃないですか。
今すぐにはしみじみ見たくない写真であっても・・・ねぇ？
それに。
相手がだれであれ・・・どっかに行った記録にはなっているし。
ヤツ意外の友人も一杯写っているんだわよ。

普通捨てちゃうものですかい？
皆様はいかが？

出てきた写真を眺めつつ・・・
「そういや・・・ヤツはこの写真持ってなかったよね？」なんて思っていたら・・・
友人に・・・
「焼き増しして送ってやろうなんて思うのはバカだよ？」と言われてしまいました。

そうね。
さすがに、それはしません。。。