|
カテゴリ:懐かし日記
昨夜・・・手のひらを太陽に・・・という曲が頭の中でエンドレス。。。
ご存じか? 歌詞と言えば・・・ ぼくらはみんな生きている 生きているから歌うんだ ぼくらはみんな生きている 生きているから悲しいんだ 手のひらを太陽に すかしてみれば まっかに流れるぼくの血潮(ちしお) みみずだって おけらだって あめんぼだって みんなみんな生きているんだ 友だちなんだ ・・・という何のひねりもないモノ。 命がテーマでございます。 ・・・の割には・・・メロディーはバカ明るく・・・ 命というものを歌うにはちょっとばかり軽すぎやしないかね?と子供ながらに心配になったものですわ。 命を歌いあげるには・・・ もっと重く、もっと壮大に・・・そしてそこはかとない寂しさや無情をも感じさせるべきではないのかね??と。笑。 いや・・・しかし、そんなことはどうでもよござんす。 私が、昨夜・・・この曲を頭の中で口ずさみながらひっかかったのは・・・ みみずだって おけらだって あめんぼだってぇ~~~♪の部分でございした。 みみずだって。おけらだって。あめんぼだって。 みんなみんな・・・生きて居るんだ・・・友達なんだ!! そうさ!!!友達さ!←少々疲れています。 しかし!!!君は・・・その友達に最近会ったことがあるか!!!???←シガキタロウばりに熱血風に。 ミミズはね。 このような街中でも・・・案外コンクリートの隅っこで伸びていたりしますしね。 うちの田舎なんぞ、猫がくわえて来たりします。 アメンボだってね。ちょっと田舎に行って、クリークなんか覗きこみゃあ~~おりますわ。(多分) んが!!!問題は・・・オケラです。 私なんぞ・・・幼稚園生くらいの時に見たきりでございます。 オケラ・・・もしかして・・・見たこと無い方もいらっしゃるかしら??? オ~!ケイ!イ~!ア~~ル!えい!!!OKERA! 「お」はきっと「御」でございましょう。 ケラが正式名称かしら?KERA!ますます軽やかなお名前。 しかしそんな軽やかネームとはウラハラに・・・飛べない虫ざます。 体調3cmほどの地中に棲む生き物でございます。 身体は、秋らしいゴゲチャ色。 ええ・・・毎年この時期流行るボルドーカラーと是非コーディネートして欲しくなるような色ですわ。 マスタードイエローに合わせてカジュアルに着こなしても。←何を? 肌触りは・・・上質なビロードのようですわよ。 益々、オータムシーズンにぴったりの虫と言えるでしょう。 KERAという名前もちょっと海外ブランドのような気にもなってまいりますわね。 虫ですから・・・足は6本。 その内、両手(??)は大きくて平たくギザギザがついたモグラの手のようですわ。(土の中をアナを掘って進みますのでね。) 背中に羽根のようなものがついてはおりますが・・・きっとあげなのじゃ飛べないでしょう。 全体的に、あまりシャープな印象を持たれる虫ではないですわ。 そうよ。ミミズだって・・・オケラだって・・・アメンボだって・・・とうたわれているくらいです。 「~だって」ってことは・・・かなり下に見られている存在ってことですわよね。 考えてみたら失礼な話じゃないですか。 「頑張って生きていこうぜ!!こんなジャスミンだって生きてるんだし!お前も生きていける!!」なんて・・・ 他人に引用されたら気分悪いことこの上ないワ。 ・・・いや・・・話が逸れましたわね。。。 そんな、ちょっとマヌケな印象の虫ですけれど・・・しかしその姿は大変愛らしゅうござますわ。 愛らしさを印象付けるのは・・・ やはり大きめの頭部とその頭部に対しても大きめでちょっと離れ気味のつぶらな瞳。 ヒトというのは、このバランスに大変な愛らしさを感じてしまうのですわ。 人間の子をご覧なさいませ。 頭が大きく・・・目が若干離れ気味・・・そして・・・顔に対して目が大きく見えるでしょう。 そう・・・子供が可愛いのではないのです。 このバランスが・・・ヒトに本能的に子供を可愛いと思わせるのだわ。 キティちゃんなんか行き過ぎた例ではないか。 ・・・また話が逸れました。 とにかく・・・愛らしいのよ・・・オケラは! ジャスミンは、幼少の頃。 よく幼稚園の裏山の裏や家の墓の裏などに、頭の悪い犬なみに穴を堀りまくり・・・オケラをつかまえておりました。 捕まえてどうするか? いや・・・捕まえたオケラを、手のひらでそっと包み込むと・・・指と指の間を必死になって掘る様子が大変可愛いらしいのですわ。 必死なカレを見ていると、ちょっとした征服感も味わえるし(←子供って・・・)。 何よりも、その感触がこちょこちょとこちょばゆくて良い感じ。(←変態?) 毎日毎日・・・ 土や砂を掘り返しては、オケラを手の平でつつみこみ・・・一人で「うひゃひゃ!!!!!」と笑っている根暗少女ジャスミンでした。 周りの子が、ジャングルジムで基地ごっこをし・・・ 醜くも、ブランコの取り合いをしたり、滑り台の順番ごときでもめている間。 ジャスミンは、とにかく掘って掘って掘りまくり・・・オケラを捕獲しておったのですわ。 空の牛乳瓶に土を入れて持ち歩き・・・それにオケラを入れては穴を掘る様を研究したりしておりました。 そんな時・・・ジャスミンは気が付いたのでございます。 この幼稚園には私の他にもう一人、オケラ愛好家がいるってことを。 それは・・・幼稚園の桜組の中で、最も存在感の薄い・・・泣き虫の少年キンちゃん。 ジャスミンもアウトロー園児でございましたがキンちゃんも私以上にアウトロー園児だったわけですわ。 ジャスミン・・・同類といえど人とまみえる事を好みませんでしたわ。 一匹オオカミでしたのよ!!ガオ~~~!!!オケラと本が友達さ!! んが!!!彼がオケラ収集をしていることを知ってからというもの・・・彼が気になってしょうがありませんでしたの。 「彼となら・・・あの計画を実行に移せるかもしれない。。。」 ある日・・・ジャスミンは遊び道具小屋の裏でしゃがみ込んでいるキンちゃんに近づきましたの。 コードネームは・・・「オケラ・・・」。 いつも気弱でオドオドとした印象のいじめられっ子キンちゃんでしたがね。 私を見上げた時の顔は、別人のようにはつらつとしたものでした。 手には・・・オケラ。 そして・・・私たちは・・・オケラについて、時間が許す限り話し合ったのでございます。 オケラをいかに愛しているか。 オケラとの遊び方・・・などなど。 そしてジャスミンは決意したのでございます。 彼になら・・・私の秘めたる計画を話すことが出来る!!! その計画とは・・・「オケラ牧場」 。 うふふ。幼稚園にあった木ワクで囲まれた砂場。 そこでオケラをたくさん飼育しよう!!!!という計画でございます。←バカ オケラの楽園よ!!!! ええ・・・その日から。 ジャスミンとキンちゃんは、オケラをとっては・・・牛乳瓶に入れ、放課後まで倉庫の下に隠しておき・・・ 皆が帰る頃に隙を見て、そいつを砂場に放す!ということを繰り返したのですわ。 ええ・・・オケラで一杯の砂場・・・「オケラ牧場」を夢見て。 なつかしい。 それで?オケラ牧場は完成したのかって?? するわきゃございませんわよ。笑。(オケラは生きているので逃げていきますしね。笑) 私がキンちゃんに声をかけてから数週間後。 キンちゃんは、どっかへと引っ越していってしまいました。 キンちゃんが行ってしまってから、ジャスミンも何となく牧場への情熱が冷め・・・オケラからも遠ざかってしまいましたわ。 キンちゃん・・・今頃立派なオトナになっているかね? ジャスミンは・・・一応、オトナになっとるよ。・・・立派ではないがね。 ある意味、「あの歌」で扱われているオケラの存在のように無様で暗い子供だった私。笑。 ジャスミンだって生きている。 そこの貴方も生きていけるさ・・・大丈夫。 ミミズだ~~ってオケラだ~~ってジャスミンだってぇ~~~♪ ・・・何の話だっけ? →オケラ 追記:オケラは飛ぶそうです。知らなかった。。。 見くびってごめんちゃい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[懐かし日記] カテゴリの最新記事
|