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Jul 30, 2007
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カテゴリ:たわごと
いつもはTVをつけないジャスミンですが・・・
昨夜は選挙特番だったので家に帰ってからずっと
見ておりましたよ。
なんやあのお祭り騒ぎが面白いではないですか。
クリステルも出ずっぱりだったし。(美人は眼福)
立候補者の街頭演説なんかが繰り返し放映されて
感極まって泣いている姿がまた、ワラエル。
どいつもこいつも、選挙の時ばっかなんですけど。
己の言っていることに、己で感動して
大のオトナが涙を流す姿というのは誠に滑稽です

毎日やればいいのにな。
その辺のお笑い番組より楽しいですワ。
ちゃんと投票したんだから、それくらいの楽しみはないとね。

←本日のオススメ。
オトナっぽいし、着やすくて涼しい!と
ご購入下さったお客様からわざわざメールを頂戴しました。
幸せでございます。感謝。
私も大好きな一枚。胸元がポイントですよ。
詳しくはJasmine.HPでチェック。

http://www.maomaojasmine.jp


先日、オヤジがタイから戻りました。
タイ好きなうちのオヤジ。
昨年は愛犬で老犬で大型犬だったブレイキーさんの介護のために、
タイには行かなかったのでございます。
(大型犬の介護というのは、かなりの体力を使うので母では無理なのだ)
で。
春にブレイキーさんが逝ってから・・・オヤジはまたタイ熱を取り戻したようです。
今回で、今年はもう何度めだろう。。。

一体、タイに何をしに行きよるのか?
まあ・・・ちょっとした仕事もありましょうが、ほとんどは息抜きなのでございますよ。
還暦も迎えましたところですし、まあ良いんじゃないでしょうか。
一人で出かけて行かれます。
現地には、お友達も多いようなので、家族もあまり心配しませんわ。

しかし今回は大きな目的があったようでございます。
父は、ネットで見かけたある施設に行きたかったのです。

そこは孤児を引き取って育てているボランティア施設でございました。
いつも「困っとる子供らに何か出来ることは無かろうか?」と言っているオヤジ。
今まで、ちょっとした寄付をしたり・・・
日本語を学びたいけれど、機会やその資金に恵まれない子をホームステイさせたり・・・
なんやらちょこちょことそんなことをやっておいででしたわ。

ええ。
己の娘は可愛気がない上に、未婚で孫が生まれる気配もないので
孫への愛情をよその国でばらまいておるんじゃろう・・・

・・・という冗談はさて置いて。

今回は、その施設に寄付を持って行くことを目的にしていたようですわ。
そして、目的は果たしてきたようですけんど。
しかしね。何やら、難しい顔をして帰って来たんでございますわ。
「どうしたの?」と訊ねますと・・・
ヤツは、予定通り施設に行ったそうですわ。
田舎の山の中にあるその施設。

そこは・・・それはそれは、立派な施設だったそうです。
ピカピカの建築物に、中にはスバラシイ設備が整い・・・子供達はDVDやパソコンゲームを楽しんでいたのだとか。
何もかもが最新鋭のモノばかりで、度肝を抜かれたようです。
日本からの援助がひっきりなしなのではないでしょうか。

まあ・・・それはスバラシイ事でございますわ。
子供が飢えずに暮らせるという環境はすばらしい。

しかし父が気になったのは、その施設のある村のこと。
その村は、本当に見るからに貧しい村だったそうですわ。
いえね。人の幸せというのは、物質に満たされているかどうかではないのですよ。
しかし・・・
車窓から見たそこの子供達と、施設の子供達の生活の格差に愕然としたらしいのです。

日本から来ていたという若いボランティアスタッフの男子に
「結構満ち足りた生活に見受けますが・・・
 あの村の子達とのギャップに、事実少し驚きました。」

・・・そう素直に告げたそうです。
すると、彼は憮然とした表情で「まあ・・・施設は開放してますよ?」と仰ったそうですわ。

『ただ解放したところで・・・あの子達はこの施設には足を踏み入れる事はないんじゃないか?』
父はそう思ったそうですが、更に質問をしたそうです。

「ここの施設に寄付をしたとして、
 その寄付は、別のもっとモノの足りない施設へ流したりしないんですか?
 ここは充分満たされている気がします。」

するとね。彼は
「そんなことをしたら、他の施設にうちが食いつぶされてしまいますよ。」と答えたとか。

確かにね。
実際働いている方々がおっしゃるのですから、外部の人間には解らない事情はありますわ。
そう。実際に現状を見つめ働いているのはカレラなのでございます。
父は、日本に住んでいて気まぐれに施設を訪ねたに過ぎないのでございます。
それは充分承知の上で。
しかし。
「それはちょっと違うのではないか?」という疑問を持ったのですわね。

日本で、TVやネットや本などで施設の事を知り・・・そしてその施設の主催者の考え方に共感してからの訪問だったようですが
実際に見たらとても違和感を感じるものであったようです。

一緒に行った知人のタイ人曰く・・・そこは昔はずっと貧しい施設であったそうです。
「マスコミに取り上げられるにつれ、寄付が集まるようになり、随分変わったのだ」・・・とのこと。
「実際、タイには深刻な状態の施設が山ほどあって、
自分たちは少しお金が余ったらそこへ寄付するのだ。
このようにお金の余っている施設へ何故日本人はこぞって寄付をしたがるのか?」
と。

・・・それはね。きっと知らないから。
日本に居る私たちは、情報を媒体を使ってしか得られないから・・・でございます。

ええ。媒体にのった情報というのは・・・真実であるものが多いです。(ウソも多いけど)
しかしながら、それは誰かにとっての事実であるのだわ。
そう・・・記事を書いた人、番組を作った人、本を書いた人の事実なのです。
それを受け取る側は、それを「真の事実」として安易に受け取ってはならないのでございます。
「誰かのフィルターを通したモノ」であることを認識しなければならないのだわ。

いや、今回のことについてだけではなく・・・全ての事について。
滝川クリステルが可愛いからといって、彼女の口から流される情報を鵜呑みにするのは危険ということよ。←例ですよ。例。
(ま・・・クリステルは可愛いので、私は騙されても良いけど。ひひひ)

事実って。やっぱり己の目で見ないと解らないものなのよね。

そんなの・・・お金も時間もないと出来ないことではございますが。
しかし、この情報社会、このことはみんなが頭の片隅に置いておくべきことですわ。
疑ってかかって良いと思うんじゃ。
いろんな角度からモノをとらえて、己の頭で考えなければ危険きわまりないわね。

(ああ・・・何が論点で何を述べたいのか解らなくなってきました。
ゴメンナサイ。言いたいことがたくさんあって、収集がついていないのです。)

結局、予定していた事なので寄付はして帰って来たようですが、彼は釈然としない様子でした。

「やっぱり現実を見なくちゃならん。」

・・・というわけで・・・またタイへ行くそうです。
いろんな施設を見て回って来るそうよ。(もうタイに住んじゃえばいいのに。)
ボランティアとか寄付とかって・・・難しいですね。

・・・しないよりは良いんだと思うケド。





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最終更新日  Jul 30, 2007 02:58:16 PM
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