今夜の飲酒。
ウィスキーのロックです。
ソーダで割りたいけど、ソーダがきれてた。

「泡盛でも飲め」と、気がきく、姉思いの、沖縄通の、空手家の弟が誕生日にくれた
琉球硝子のグラスは、泡盛でなくてもとても綺麗。
水族館にいるみたいで得した気分になれますよ。
ありがとう。
めったに口をきかない弟よ。
感謝しとるぜ。

ＢＧＭは、冷蔵庫の「ぶ～ん」。
低い音がセクシーよ。


つまみは、小池真理子の「恋」。（間違っても林真理子じゃなくってよ。）

胃にはもたれないけど、ちょいと切なひ。

小池真理子の本はいろいろ読んでみましたが、コレが一番良いですわ。
（『水の翼』もいいですが。）

するする読める文章なので１～２時間もあれば読めちゃいます。
軽いつまみにオススメ。

恋愛ものは、古いの以外はあまり読まないのですが
このダイレクトなタイトルにひかれて思わず手を伸ばしたのが数年前。

小池真理子の直木賞受賞作品です。
ミステリーとか歌われてますが、純粋なる恋愛小説ですわよ。

私は好きです。
（所謂、小池さんのミステリーものはあんまり好きじゃないですが。）

恋愛小説なのに、ロマンチックでは絶対にないのがいい。
時代背景は学生運動のあの時代。
浅間山荘事件の当日に、起こった殺人事件が題材です。（フィクションよ）

私には全然、共感できない上に想像も絶する話なんですがね。
後半はいつも、切なくて涙してしまいますわ。
感情移入しやすい、便利な体質ですのよ。私。


マルメロの木というのが、作品中にでて参りますが
私はまだマルメロの木というものを見たことがございません。
薄桃色の花が咲き、香り高き実をつけるそうですよ。
皆様、ごらんになったことがおあり？
一度お目にかかりたいものでございます。


こんな深夜のジャスミン酒場でござ～い。

ご来店、お待ちしております。ふふふ。

ただし。
暗いので足元にはご注意を。