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カテゴリ:ジャスミン酒場
今朝にあんなことがあったら、呑まずにはおれまいよ。 (昼の日記参照) 酔わずに眠れるかよぅ。 本日のグラスは、昔に京都で買ったものざます。 学生だったので、買うのに気合いが必要な値段でした。 結局、学生の間は全然使わなかったんだば。 とても薄手の、キリリとしたグラスです。 初冬の初氷みたいよ。 唇をあてると、なんとも冴え冴えとしております。 ごく薄い硝子地に、カーブィングで波模様が入れられてますの。 本当にクールだわ。 昨夜の琉球硝子も爽やかですが、タイプが違いますね。 この方は、あまり融通がきかないタイプですよ。 神経質で面倒くさいけど、男前だから許してやるか…。←なんの話? BGMは、冷蔵庫の「ぶ~ん」。 つまみは。 北原白秋詩集と北原白秋小唄集。 うふふ。 白秋め。 ナヨい男ぞ。 やはりボンボンらしい詩だわ。 いかにも姦通罪でつかまっちゃいそうな男の詩ざます。 美しい詩ばかりですがね。 わたしゃも少し、地に足のついた男が好きだわよ。 しかし、素敵な詩が多数。 邪宗門の中の「ほのかにひとつ」という詩がとても好きです。 私が芥子の花が好きなのもありますがね。 素敵ですよ。 罌粟(けし)ひらく、ほのかにひとつ、 また、ひとつ… やはらかき麦生のなかに、 軟風のゆらにるそのに。 薄き日の暮るとしもなく、 月しろのふるふゆめぢを、 もつれ入るピアノの吐息 ゆふぐれになぞも泣かるる。 さあれ、またほのに生れゆく 色あかきなやみのほめき。 やはらかき麦生の靄に、 軟風のゆらゆる胸に、 罌粟ひらく、ほのかにひとつ、 また、ひとつ… う~ん。よか詩たい。 白秋の生まれ故郷は、ジャスミンの生まれ故郷のすぐ近く。 白秋が言う通り、「静かな廃市の一つ」でございます。 詫びしい町ですたい。 さて。 こんな浮かれポンチなジャスミン酒場へどうぞいらっしゃい。 2時くらいまで、店主が眠くなるまて、開いてます。ふふ。 ただし暗いので、足元にはご注意を。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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