|
テーマ:国内旅行について(2609)
カテゴリ:その他の旅
ただいま!
大阪出張から今日戻りました。 ・・・って本当は・・・昨日戻る予定だったのですけれど・・・1泊延びましたのよん。 今朝福岡に戻ってまいりました。 ジャスミンにナニが起こったか? あれは昨日の午前中。 「せっかく関西に来たのだから、あそこ寄ってから帰ろう~。 ちょっと遠足だ~~~~!」 ・・・と向かったのは奈良県。 ナラ県でございます。 巨大な大仏と、鹿に占拠された町・・・奈良県。 しかし、わたくしの向う場所は奈良は奈良でも・・・飛鳥という土地でございます。 飛鳥にある万葉文化館で「山口華楊と晨鳥社展」というのが開催中! 山口華楊のあのカラスの絵も展示されているし・・・ 何より親友の日本画家諸星美喜さんの作品も展示されているのです。 加えて・・・ 飛鳥・・・昔から1度は行ってみたかったんですわよぅぅぅぅぅぅ。 古墳てんこもりの素敵な土地。 ・・・というわけで・・・大阪のみちょさん宅から京都へ出まして・・・近鉄線で「橿原神宮前」駅へ。 地図では駅前から飛鳥行きの「周遊バス」なるものが出ているようでございます。 しかしながら・・・バス停らしきものも見えず・・・。 探すと、建物のわきに「ベンチ」が据えられどうやらそこがバス乗り場らしゅうございます。 しかし・・・のどか。 人がいない。。。 誰もバスについて問える人もおらず・・・「時刻表は・・・?」と覗き込んでおりますと・・・ 一人ベンチに座っていた小さなおばあちゃんに声をかけられました。 「どこに行かはるんか?」 「万葉文化館というところです。」 「私も飛鳥行きやから一緒のバスにのらはるといい。1時間に1本だから不便なのよ。ほんとうに・・・」 ・・・というわけでバス待ちの30分の間おばあちゃんの「バス不便話」を聞きつつ過ごし・・・ そしてやってきたのは、なんともかわいらしいバス!!! 内装もノスタルジック!! なのにスイカが使えるハイテク機能つき!! バスはジャスミンとおばあちゃんを乗せて、どんぶらこと・・・出発~~~! それにしても・・・このバス・・・よく止まるんでございます。 「なにごとぞ??」と車窓から外を見ますと・・・道幅が大変に狭い。 したがって・・・対向車が来るたびにいちいち停まらないと離合ができないのである!!!! 「うわ~~~素敵だ。こんな小さい道をバスが行くんだわ~~!」←妙なところでテンションアップ バスは・・・街中を抜け住宅街をぬけて・・・ずんずん郊外へと突き進みます。 車窓から外を覗いても・・・車もあまり通らない上にヒト気もなく・・・なんだかだんだん不安になってまいりました。 なんと申しますか・・・「小さいバスに連れられて・・・山里に置いてけぼりをくらうんじゃないか?」というような不安でございます。 しかしそれもあながち間違いではなく。 30分後。 ジャスミンは「ここが万葉文化館や!」というドライバーさんに山の中の小道に下ろされてしまったのでありました。 「ここ・・・???」 万葉文化館と表記はあるものの建物らしきものはなく。。。 呆然と立ち尽くしていると・・・バスのドライバーのおっちゃんが 「ここまっすぐ歩いたら建物があるし!」と教えてくれましたわ。 「ありがとうございます~~」と手をふって・・・そして歩き出そうとすると・・・ 「あ~~~帰りも乗りはるんやったら!時刻表見ておいてや~~~。 1時間に1本やさかい・・・乗り遅れたらかえれんようになるし。」 とわざわざ発車しかかった車を止めて窓を開け・・・アドバイスをくれました。 「ありがとうございます。」 また丁寧に頭をさげて時刻表のほうへ歩き出すと・・・ 更に・・・ 「あ~~~月曜日やさかい~~時刻表は上の段やで~~~~下のんは休日のヤツやさかい~~」 ・・・とまたまたバスをとめてアドバイス。。。 奈良の人はなんとも親切なのでございます。 それとも・・・私が乗り遅れそうな顔に見えたんでございましょうか? きっと私が思いきり「よそ者オーラ」を発していたために心配してくださったものと思われます。 万葉文化館は、私の想像を大きく裏切るそれは立派で素敵な建物でございました。 建築も素敵だしお庭も素敵。 展示室も素敵だし・・・展覧会も素敵でございました。 *文化館からみた景色。* 残念なのは・・・交通の便が悪いせいか「人っ子ひとりいない」という点でございます。 まあね。 私が行ったのが平日もしかも月曜日だったせいでしょうけんど。 おかげさまで、全ての作品をほぼ独り占めで鑑賞できました。 そうね~~~ゆっくり1時間はおりましたかしら? 時計を見ると「次のバスまであと1時間アル。」 ということで・・・「せっかく飛鳥まで来たのだから、見るもの見よう!!」 文化館で近くの地図を貰い「歩いて行けそうな見どころ」にチェックをいれてもらいました。 文化館からは、飛鳥寺と亀形石造物、酒船石が近いとか。 まずは飛鳥寺を見て・・・亀形石造物へ。 こんな遺跡。 いまだに何に使われていたのかははっきりしないそうですわ。 『トイレに見える・・・』などと考えつつ・・・見ていると、にこにこと品の良いおじいちゃんが一人歩み寄ってこられました。 遺跡の説明のボランティア職員の方かしら?と思っていたら・・・ 「定年後暇だから毎日ここで観光客を捕まえては、歴史の話をきかせている」というただのおじいちゃん。 しかしタダモノではございませんで・・・やたら歴史に詳しいおじいちゃんでございました。 とても丁寧に詳しく遺跡の説明をしてくれますのよ。 面白いので、質問しながら話を聞いていると・・・ おじいちゃんのテンションアップ!!!!! どんどん話は長くなり・・・炎天下の中頭はクラクラ・・・汗はダラダラ・・・(おじいちゃんは涼やかなお顔で話し続けるのでした) そうね・・・1時間は話していたかしらん?? そのうち・・・ブロロロロロ・・・・ バス・・・逃す。 「ううう・・・あと1時間待たねばならぬ。。。」 おじいちゃんとやっとお別れをしたのち・・・せっかくなのであの有名な「石舞台」を目指すことにいたしました。 いまだにどのようにして積み上げたかがなぞとされている巨石群。 しかし先ほど文化館で尋ねたところ「徒歩では無理!!」と言われたんですわ・・・。 諦めきれず一度亀形石造物の入り口にいた受付のおばちゃんに「石舞台は歩いて行けますか?」と尋ねると するとね。。。 「行けます!行けます!15分くらいよ~。すぐよ~~」とのお言葉。 往復30分か。 これならイケル! ジャスミンは、「徒歩15分」を信じ・・・その有名な石舞台を見るために歩きだしたのでございました。 続く。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[その他の旅] カテゴリの最新記事
|