|
テーマ:心のままに独り言(8823)
カテゴリ:つぶやきたいの
昨夜電車にとびのると、あたりにカサブランカの香りが充ちていました。
車両まるごとカサブランカ。 それくらいカサブランカは香りが強い。 見渡すと一人のご婦人がカサブランカの花をひとかかえもお持ちであります。 カサブランカの花というのは大きくて華やかで。 その存在感にも負けぬほどの香りをはなつ花でございます。 その重厚さすら感じる香りに追われるようにして 私は思わず車両を変えたのでありました。 私は「私を見て!」って主張の激しい花はあまり好きではありませぬ。 大輪のバラも立派な蘭も絢爛な牡丹も菖蒲も元気良すぎるひまわりも。 綺麗だけど心はひかれぬのだよね。 華やかな主役より、地味な脇役がよろし。 カサブランカもまた然り。 白は清楚で優しい色だとだれが言ったんでしょう。 それは思い込みですわ。白は圧倒的な強さをもつ色だわよ。 あの仰々しいほどの演技派女優みたいな大輪ぶり。 私はちょっと怖い。 しかし何よりカサブランカという花の香りが苦手なり。 重さと凄みのある華やかな芳香は、特に湿度のたかい今のような時期に出会うとどっしりとのしかかられるような印象で。 死んだ動物の腑からたちのぼるむせかえる腐臭のようですらある。 美しいもんちゅうんは紙一重だと思うのよ。 しかも自信満々なんだわ。 「どうよ?私きれいでしょ?」 大造りの造作な美人に目の前ですごまれてるかんぢ。 自信に満ち満ちた匂い。 あの香りをかぐと、私はどうも動悸がいたす。 香りに負ける。 逃げ出したくなる。 基本的に…香りの強い花は得意ではございません。 部屋には入れない。 ジャスミンもガーデニアも…香りは嫌いじゃないものの (むしろガーデニアは好きだな) 花として部屋に入れるととにかく鼻についていやなのです。 アロマキャンドルなどだと平気なのに。 ナマの花はどうもだめ。 花が呼吸をするたびに、香りをたちまちはきだして なんだか花じゃなくてだれかがいるような気になるのでございます。 花の吐いた息で、部屋中がうめつくされるかんじがする。 花のため息がたまりにたまって、酸素濃度が低下する気がするのだわ。 すべての花がそうかといえば…そうではないのですが。 夜中に強く立つような種類の香りをもつ花は苦手なのでございます。 しかし。 カサブランカか。 あれはなんでモロッコの町の名前がついとるんかな。 カサブランカの生まれ故郷ですかしら。 ああいう乾燥した土地でなら、あの香りも軽やかに感じるのかしら。 調べてみたら。 カサブランカはモロッコの都市由来の名前じゃなくて、ハンフリー・ボガードのほうでした。 「君の瞳に乾杯…」 石田純一じゃないわよ…。 プロパガンダ的と言われようが、あれは映画の定番なのでした。 わたしゃ映画のカサブランカもいまいちだけどね。 ***************************** 本日の装い。http://maomaojasmine.jp/orijinaru-wannpi-14.html こちらのワンピース。 はじめ着たとき体が泳ぐようなかんじがありまして ちょっと大きいかな~?と思ったのですが1度洗いでちょっと縮んでなじんできました。 綿麻素材はお洗濯でだいぶ変わります。 2~3度のお洗濯で結構縮むかも。 これは特に織り糸が太い布なので、縮みます。 もともとばっちり体の線が出るスタイルの服ではございませんし、 生地がハードでラインがカッチリなので少々体が泳いでも着太り感はございません お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Jun 22, 2009 03:59:47 PM
コメント(0) | コメントを書く
[つぶやきたいの] カテゴリの最新記事
|