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Nov 15, 2009
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カテゴリ:ポルトガルの旅
シントラ駅からロカ岬まで・・・40分程度でしたか。
ローカルバスなので、観光客にまじって高校生や地元のお年寄りもいっぱいでした。

くねくねの道にゆられながら到着したのは・・・西のハテ。
ここでは「西の果てにきましたよ」っていう証明書がもらえます。
もらえますって・・・有料ですが。
5ユーロと10ユーロのタイプあり。
どっちも手書きで名前を入れてくれます。
私たちは5ユーロのほうを。

証明書を発行してもらって・・・いざ岬へ。

お天気は曇り・・・しかし水平線にはすこしだけ陽光が。
雨に降られず、まずはよかったよかった。
しかもさほど寒くもなし。
風は強いのでウィンドブレーカーは必須かもしれませ~~ん。
ri9.jpg

「あれが!!あのモニュメント!!!」
岬のさきっちょに見えますのが、かの有名なモニュメント。
はい。これ。
ri11.jpg

ここでアメリカ人の団体客が証明書の授与式を行っていました。
大勢の中から名前を呼ばれてひとりずつ前へ・・・そしてうやうやしく受け取って行きます。
その際にそれぞれが爆笑パフォーマンスをやるんですよ!笑
年配の方が多かったのですが、オジイチャンもおばあちゃんもみんなそれぞれに笑いをとって、そのたびに大爆笑がわきおこってすごく楽しそうでした。
アメリカ人てこういう演出が得意ですね~。
すんごく楽しそうなツアーでしたわ。そしてみんなノリがいい。
私たちも途中までお腹を抱えて見ていました。
実はこの前で写真が撮りたかったし・・・。
でも終わらないのだ・・・なにせ・・・30人?40人?と思われる団体さんなんですよぅ。。。
楽しいけど、周囲にはちっと迷惑。ゴーイングマイウェイなかんじも、アメリカン。笑

これには「ここに地果て、海がはじまる」と記されています。
ここは西の果て。
東のハテからやってきた私たちは特に感慨深いものがあるってもんです。

周囲は崖。
日本人の血としては・・・思わず「片平なぎさ」を探してしまう私たち。
ri10.jpg

どことなし「和」の風情もあり。
う~~ん。。。どっかでこんな風景を見たような・・・。
「あ。壱岐の崖んごた~~~。」
↑ありがたみのない発言をお許しください。

でも似てたんですもん。
どんよりとした海。
打ち寄せる波を見ていると・・・やっぱだんだん日本の海を彷彿としてしまう私たち・・・。
気がつけば歌っていました・・・あの歌を・・・。

「なみのぉぉぉ~~~たにまぁにぃ~~いのちのぉはなぁがぁ~~~!
 ふたつぅ~~~ならんでぇ~~~さ~~いてぇ~~~い~~~る~~~」


海と言えば鳥羽一郎。。。
世代を超えて愛される名曲「兄弟船」でございます。
mabuchanさんと歌いながら、岬をぐるぐる。
崖っぷちなのにサクなんて趣を破壊するようなものはございませぬのよ。

「こ・・・この先は危険ですよ・・・mabuchanさん・・・。
 落ちたら死にます!明日のモーニングロカに載っちゃいますわ。
 【東洋人女子2人ロカ岬で死亡】いや~~こわいこわい。」


で・・・植物を見ながら安全そうな場所をお散歩でございます。
岬には珍しい植物が生えていて面白かったです。

http://4travel.jp/traveler/02251016/album/10397161/
(この↑アルバムの中に画像アリ。でんでん虫もいましてよ)

まあ~堪能しましたよ。
バスが1日数本しかなく「だいぶここにいるはめになりそう」と思っていたんですけれど。
充分に堪能して、時間もあっという間に過ぎました。

バスを待つには立派な待合所がございます。
(証明書を発行してくれる事務所とおなじとこ)
風に吹かれながら待つなんてことにはならないのが良かった!
ちなみに・・・
待合所は中国人、韓国人、そして私たち日本人と東洋人一色でした・・・。
いや~~~アジアにいるかと思ったわん。

バスに乗り込むと・・・そこにはすでに高校生がいっぱいでした。
地元を走るバスでございます。
ちょうど下校時の高校生が乗るバスの時間にあたったようですわ。

しかし見つけちゃったのだ。わたし。
うひひひひ・・・・

「mabuchanさん・・・私のお土産を決めました。」
「え?なに?」
「あれです。」

私の斜め後ろの席の窓辺でぐっすりと眠るインド系の少年。
年のころ16歳?17歳??
この子がめっちゃくちゃオトコマエだったんですよぅ!
私はバスに乗り込んだ一瞬で、彼のオトコマエぶりを発見したんですわ。

「まだ寝ていますのでね・・・真のオトコマエかどうかはなぞですわ。
 あの線の細い鼻筋とか、深すぎないホリとかたまらん素敵ですけどね・・・。
 目を覚ましてからもう一度振り返ってみます。
 寝てたらオトコマエだけど、起きたら違うパターンは多々ございますのよ。
 瞳の色とか大きさとか重要ですわ!!!!」


虎視眈々と彼が起きるのを狙っていたら・・・しばらくして起床。
友達と話をはじめたのでさりげなく振り返ってみましてよ。
・・・私の目に狂いはなかったわ。
インド系の血が入っているであろう彼はまぎれもなく美男子でございました。
あの滑らかな褐色の肌に、黒い髪と黒い瞳・・・そんでもって濃過ぎないインドヨーロッパ語族の血。

「間違いないです!mabuchanさん!私は土産にカレを持って帰りたい!!」
「だめよジャスミン!あれは手荷物では大きすぎるわ!」
「でも~~~めちゃすてき少年なんですよ!!持って帰って部屋に飾る!」
「だめよ!すぐ大きくなって顔が変わっちゃうんだから。」

・・・なんてバカなことを言ってる間に彼は降りていかれましてね。
ジャスミンの片思いは一瞬のうちに終わりを告げ、バスはすぐにカスカイスに到着したんでした・・・。
ああまれに見る美少年でしたわん。

「あ~~~大きくならないといいのにな。」・・・なんてまた魔女のようなことを申しながら・・・
カスカイス駅前でガソリン投入です。

この日は、夕方までノンアルコールでしたのよ。

ri20.jpg
*ナタとエクレアと白ワイン*

ここのパステリアのお菓子すごく美味しかったですわ~。
ナタとは、エッグタルトのこと。
ポルトガルの名物なのです。
「でもジェロニモス修道院の横のお菓子やさんのナタはもっと美味しいという噂よ!」

・・・ということで。
明日に期待。
明日はジェロニモス修道院とベレンの塔を見に行くんですわ!

ポルトガルもあと1日か・・・。
2週間はあっという間なのです。

つづく。





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最終更新日  Nov 15, 2009 04:50:50 PM
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