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テーマ:旅のあれこれ(10281)
カテゴリ:ポルトガルの旅
ナタを食べ終わり・・・外に出ると、青空は少し夕暮れ色になりかかっておりました。
「泥棒市に行きたいんじゃなかったっけ?」 そう。 私、泥棒市とよばれるフリーマーケットに行きたかったんですの。 「う~~ん もう時間も遅いしどうですかねぇ?」と言いつつ・・・ 地下鉄でサンタアポローニャ駅へ。 この駅の近くなんですわ。 地図ではね・・・。 でもサッパリわからず・・・駅にいた掃除のオジイチャンに地図を指して聞いてみると・・・ 「あっちだよ。その道をま~~っすぐ行って左に曲がりなさい」と教えてくださいました。 「オブリガード!!」と礼を申して歩きだし、ちょっと振り返ると・・・ オジイチャンはまだ私たちのことを心配そうに見守っていてくれて 「あっちに行きなさいよ~~!!」とジェスチャーで教えてくださいましたわ。 嗚呼・・・ジイチャンに外れなし。 なんとも優しいポルトガルのジイチャンたちにちょっとホロリでございます。 まあね・・・あっち…と言われても辿り着けないのが私たち。 泥棒市に到着するまで、数人の人に訊きまくりまして、老いも若きも警察官もみんな親切に教えてくれました。 そしてやっぱり坂道をヒーヒー言いながら登って到着した泥棒市は・・・ なんともう・・・バラしに入っておりましたのよぅ。。。 時計を見ると夕方5時でございます。 そうだよねぇ。。。 レース屋さんも骨董屋さんも店じまい中。 もう帰っちゃったりしているブースもあって、ちょっと残念でした。 ガラクタ市大好きな私は、ちょっと楽しみにしていたんですけれど。 まあ・・・いいのだ。 なんでもかんでも一気に満喫しようというのはムシが良すぎる話です。 泥棒市では何の収穫もなかったですけれど、、、駅のオジイチャンに出会えたことはひとつの収穫でございました。 泥棒市はまた今度。 「さてどうします?」 「路面電車が近くを通ってるからそれに乗ろう!」 ・・・というわけで、市街地まで帰るために28番の路面電車に乗り込みました。 が。 どうやら、反対方向に乗っちゃったみたいで・・・なんだか寂しげな場所で「ここで終わり」と降ろされたワタシタチ。 結局、同じ28番にまた乗って、町中をゴトゴトゴトゴト。 街は夕暮れ。 街中を歩いて散策したくもありましたが、第一にそんな時間もございませんし。 疲れておりましたし。 何より、ガタガタゴトゴトと進むトラムの車窓からぼんやり眺める風景は格別で・・・ 「旅の終わりがこういうのってなんかいいな」と、わたし達は28番の電車に乗り続けたわけでございます。 ええ。 終点までね。 だいたい・・・リスボンに3泊は短すぎました。 いいや。 ポルトガル2週間は短すぎたわ。 はじめは「2週間???長い!!!」と思っていた旅でした。 実際、2週間も旅をすることなんてここ10年なかった私。 しかし・・・魅力満載、見どころ満載のポルトガルを2週間で見ようなんて甘かったんですわ。 「また来なくちゃ。」 きっとまた来る。 なんだか解らないけれど、妙な確信を持って・・・夕暮れ時が終わりをつげ・・・ すでに夜が忍び寄ったリスボンの町をゴトゴトと揺られ続けた私たちなのです。 ああ、素敵な旅でした。 イヤな思いも一度もせず、騙されることもなく、邪険にされたことも一度もなく・・・ 行く先々で様々な人の親切に助けられながらの旅でした。 出会ったすべての人たちに感謝。 そして、何よりも・・・一緒に旅をしてくれたmabuchanさんに感謝。 長い旅。 最後まで笑顔で旅を続けられるかどうかは、やっぱり一緒に旅した相手によるところが多いと思います。 mabuchanさんとは、はじめての旅で・・・いきなりの2週間の長旅となってしまいましたが 相手がmabuchanさんで私は本当に良かったと心から思っております。 またぜひ一緒に、参りましょうね。 ポルトガル。 終わり リスボン編写真ブログは以下にまとめてます↓ http://4travel.jp/traveler/02251016/album/10397161/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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