昨夜・・・
残業して・・・駅に向かったらば・・・
改札の前で老人を二人つれた女性に遭遇いたしましてね。

何気にみたら二人のご老人ともに白い杖。
目がご不自由なようでして。
そのうちのオジイチャンはどうやら電車に乗られるようですの。

しかし女性はもう一人のご老人（御婦人）のお連れさんのようで
そのおじいちゃんと一緒に電車に乗ることは不可能なようで。

「だいじょうぶですか？本当に？？乗れますか？？？」

・・・と心配顔で繰り返しておられます。

なんか大変そうだな・・・と思いつつ、電車も来ていたので通り過ぎましたけれど。
やはりなんか気になるではないですかい。

「大丈夫ですか？ほんとに？？」

「ああ～～～だいじょうぶ　だいじょうぶ～～」とオジイチャンは言っているけれど

改札あたりでおろおろされておりますし。。。。。。。

ああ・・・もう・・・・・・・・。。。

「私が一緒にまいりますよ」

言っちゃった。
これは言わないわけにはいかんでしょ・・・。
まあいいんです。
年寄りには親切にしなければね。

女性はほっとした顔で
「よかったですね！！！連れて行ってくださるそうですよ！このお嬢さんが！」とおじいちゃんに申されて
「ああ～～～ありがとう～～～」とオジイチャンも。

いいんです。
ジイチャンバアチャンは大事にしなくちゃね。
ポルトガルでもジイチャンには親切にしてもろうたもの。

しかし・・・
「じゃあＡ駅ですんで・・・このオジイチャン。よろしくお願いします！！」
・・・と女性は申す。

Ａ駅！！！！！！！！！！！
それははるか遠くの駅であります。
しかも普通しかとまらない。。。
私は・・・ここから２つめの駅で降りるんでございますがね・・・。
しかし・・・アナタは言えますか？
「いえ私・・・途中で降りますんで。」って。。。。。。。

私は・・・言えず。（いい人なわけじゃなくって気が弱いんですよこういうの・・・）
オジイチャンの手をとって普通電車に乗り込んだのはいいのですけれど。
時計を見ると・・・結構遅い。
しかも日曜日でございます。
Ａ駅に行けたとして・・・私は地元の駅まで戻ってこられるのか？？？

・・・とりあえず、電車に乗ったものの・・・ドキがムネムネ。。。。。。。

「ああ・・・誰か・・・この中にＡ駅に行く人はいるはずだ。
　誰かにこのジイチャンを託したいと思う私はひどいヤツだろか。
　今大声で『Ａ駅に行く人！！』って募ってその人に託せばいいんじゃないか？？？
　いや・・・そんなことしたらジイチャンが『迷惑をかけてる』って思うかな。。。
　だったら『私もＡ駅で降りる予定でしたけどなにか？』って顔してたほうがいいだろうか。
　いや・・・そうなると帰りが本気でやばい。

　・・・つうか・・・車掌！！！車掌は来ぬのか？？？
　車掌に託せばいいのだよ！！！！」

・・・と心の中で葛藤をくりかえすワタシ。

しかし・・・なにあの普通電車ってあんなにも車掌がまわってこないものなの？？？

・・・結局ドキガムネムネしたままＡ駅到着。
ジイチャンをタクシーに託して・・・再度ホームへダッシュ！！！！

・・・最終の上り電車に滑り込みセーフ・・・・・。。。。。。

嗚呼・・・タクシーで帰るなんてあまりにもあまりにも辛すぎる距離でしたので
一安心な昨夜でございましたわん。。。

【ちょっと～～～こんなことあってさ～～～～～今カエリ・・・】と友人にメールしたら

【良いことしたし、そのうちジャスミンさんにもいいことあるよ！！】と誰もが返してくれたけど。

ワタシ・・・
数年前も別の駅前で・・・白杖で半ボケのジイチャンに会って・・・
ジイチャンの家まで送ってったことがあったわ。。。

いやいや　店の近くてぶったおれたジイチャン助けたこともあったべな。

なんかそんな場面に出くわすのよね。
カミサマは試練をおあたえかしら？？

割とイイコトしてるのですが・・・私は特にイイコトはないような気がしますよ。カミ様。
カミ様。
収支決算があってませんわよ。
いつか一括して払ってくださいね。

・・・つか日頃の行いの悪い分が相殺されてるってことはないわよね・・・？？