東京２日めは雨。
小雨じゃなくてジャージャー降り。。。

朝から気分萎えながら・・・のんびり支度をしてチェックアウト。
向かうは日本橋三越前～～。

友人「三須暁子の個展」が三越前の千葉銀行日本橋支店のギャラリーで開催されているのであります。
地下鉄乗り継いで・・・三越前到着～～。

あ～～～お江戸日本橋～～～♪七つたちぃ♪
鼻歌歌いながら・・・地上へ出るとやっぱり土砂降り。。。
とりあえず、日本橋を見にまいりますわ。

相変わらず首都高にのしかかられて気の毒～なかんじでございます。
日本橋に空を取り戻そう！！という動きもあるようでございますけれど。
私、個人的にはこれはこれで面白いと思ったりもします。
日本の高度経済成長の過程で、こんなことになっちゃった時代があるんだ・・・という事実として
このままにしときゃいいんだと思うんですけどね。

まあ・・・スコンと空の見える日本橋の風景も見たい気もしますけど。
めちゃ金かかりそう。

そんなことを考えながら、個展会場へ。
「ひさしぶり～～～～～～！！！」
彼女は大学時代の親友でございます。

お子ちゃんも、お母様みみえられておりまして。
「あ～～～ご無沙汰しております！！！！」と久々の再会でございました。
お子ちゃんとお母様は、その後用事がおありだったようで・・・お別れ。
そのあとは暫し彼女と話をしました。
本当は「久々だしお茶かゴハンでもしようね」と言っていたんですけれど。
初個展でまだはじまったばかり。。。
お客様が途切れないわけでございまして、彼女が席を外すわけにはいかないカンジでございましたので
絵をじっくり堪能して、話を堪能して「またね！」とお別れ。

まあ～またそのうち九州にやってきたりするんでしょう。
で、福岡に来ても１時間もお茶しないうちにあわただしく帰っちゃうんだわ、彼女。笑！！
たま～～に会ってちょっとしかしゃべらなくても、大学生時代のあの感覚に（あのテンションは無理だけど）戻れちゃうのはやはり親友ならではかも。

しかし彼女も子供育てながら自分の制作も頑張ってるな～～と会うたびに感心します。
続けることは好きなことでも、ものすごい努力と根性がいると思うんですわ。
みんな偉いな・・・。
私も頑張ろう・・・と改めて思ったりしましてよ。

さて。
大雨・・・どうしましょ。
本当は日本橋から近いので浅草をベタに観光しようと思っていたのですが。
これだけ雨が降っていたらな～～～と・・・とりあえず日本橋をぶらっとね。

大好きな日本銀行本店本館を見にまいりました。
ここは好きで何度も見に来ている建築でございます。
いいな～～～雨の日も。
ネオバロック様式の建築でございます。
あ・・・画像？ございませんわ・・・だって土砂降り・・・。

日本銀行を堪能して三越に戻り・・・サテ・・・どうしよう。
ベタさを追求するなれば東京タワーという手も・・・国会議事堂という手もありますが。
なにせ雨が辛すぎる。。。。。。

ので。向かいましたのは恵比寿。
一度行きたいと思っていた東京都写真美術館へ～～～～～。
時間つぶしのつもりでまいったんですけどね。
これが・・・思いのほか良い美術館でございました。
セバスチャン・サルガドの【AFRICA】展（　http://www.syabi.com/details/sarugado.html）と
木村伊兵衛とアンリ・カルティエ＝ブレッソン【東洋と西洋のまなざし】（　http://www.syabi.com/details/kimura.html）
・・・の２つのチケットを購入。
これ・・・アタリでしたのよ。
フォト・ドキュメンタリーの先駆者セバスチャン・サルガド。
アフリカの近年の現状を切り取った写真がたくさんですが・・・
その写真はなんとも迫りくるものがございました。

飢餓　貧困　環境破壊　度重なる紛争。
かつて、忘れられた大地と呼ばれたアフリカ。
いまは、その保有資源が世界中から注目を集め・・・貧富の差がますます広がっている現状。
壮絶で過酷で思わず目を背けたくなる写真もございますので苦手な方もいらっしゃるかもしれませんが。
しかし、それだけではない「人々の強さと美しさ」をも彼は写真で表現していると思います。

本当にね・・・なんとも美しい写真なんですのよ。
ええ、キレイごとじゃなく美しい。
キレイごとな写真を撮る写真家は山ほどいますけれど。
美しい写真を撮る写真家は数少ない。

単に作品として見ただけでも本当に美しい写真です。
（個人的にはその天才的な構図に感動しまくりでした。考えられないような構図があるんですよ。カッコイイ構図！）
そして・・・美しさゆえに、さらに胸に迫ってくるものがあるんですわ。

いや～～～よかったです。
１３日までやっているようなのでお時間ございます方はぜひお薦めしたい展覧会です。

【東洋と西洋のまなざし】展も悪くなかったですよ。
ただ見るなら・・・先にこちらを見てその後【AFRICA】を見ることをお薦めします。

個人的には、作家や画家の写真がいっぱいあっておもしろかったです。
木村伊兵衛のは、上村荘園とか川合玉堂、横山大観、谷崎純一郎・・・永井荷風はなんか雰囲気にぴったりの写真でした。
アンリさんのはマティスやボナール、ルオー・・・ジャン・ポール・サルトル、トルーマン・カポーティなどなど・・・有名どころずらり。
こんな人ってこんな顔してたんだ・・・っていうのがいっぱい。

写真美術館をじっくり堪能したあとは・・・
恵比寿の駅ビルでエビスビールをぐびぐび飲んで。
「そろそろ羽田に向かうかな」と思っていたら・・・たまたま通りかかった駅ビルにすんごくかわいいアクセサリーのお店を発見。
これって・・・　私の好きなアクセサリーブランド　http://www.les-nereides.com/　のひとつ！
安くはないけど高くもないかんじなんですけどね。
か～～わ～～い～～い～～～の～～～～～～～～～～。

福岡にも店舗はございますが・・・百貨店の一角なので品ぞろえがちょっと年配むきなんですよね～。
ここはものすごい種類を置いていて・・・思わず調子に乗って買ってしまいました。

コーラルピンクのクラシカルなピアスですわん。
サンゴを砕いて粉末にして、それを塗料として使ってる・・・な～～んて聞いたら買わずにおれない。
日本画とおんなじじゃないか。笑

ピアスを買ってたら・・・時間が怪しくなってきて。
電車に飛び乗って・・・羽田へ向かった私でした。

いえ、羽田にはすぐついたんですけどね。
で。

飲んでました・・・・・・・。



＊隣に座った見知らぬサラリーマンと話をしながら飲んでたら
　おごってくださいました。。。ありがたや。＊

ああ。久々の東京。。。

人が多いし疲れるけど、なかなか刺激的な場所ですわ。
良い展覧会もやってていいな～～～。
・・・と飛行機の中で考えていたのですが。
福岡についたとたん「でもやっぱり福岡一番！！」となってしまう根っからの福岡オンナジャスミンなのでございます。