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実家に戻っておりました。
フウタさんは、寒いので久々に日中もお家待機しておりまして。 ここ数日はパトロールもすぐに終えて帰ってくるんだそうですわ。 あんなにデブ猫でも寒いノカ。。。 そんなフウタさんは雨の日とすごく寒い日以外は家の周りをパトロールにでかけます。 ど田舎なんでね・・・お外出放題。 広さだけが取り柄の家の庭とその周辺のみをぶらぶらしているだけなんですが。 大概は朝に出て昼には戻ってくるパターンなのですけれど。 ごくたまに。 なかなか戻ってこない日が。 余所もののネコさんがテリトリー侵入しているときや 夜遊びモードのときは・・・なかなかお家に帰ってこないんでございます。 大抵はね。 近くにいるんですわよ。 庭とか、家の裏とか・・・お隣さんの車庫のあたりとか。 でも「お家にカエリタクナイ」という日があるようですの。 「ほうっておいたら明日の朝帰ってくるってば」と申しても 母はフウタさんが帰ってこないと心配でならないようで 夜遅くまでフウタさんの帰りを窓際で待っていたりしますのよ。 もう1か月ほど前。 父がバンコクへ行っておったときでございました。 その日もフウタさんは、昼になっても夕方になっても夜になっても帰ってこない。 母は、フウタさんは猫とはいえ、一軒家に一人でいるときは、心細さが違うらしいので 父が留守のときの頼りにしているのですけれども。 (でっかい背中が頼り甲斐のある証) そんな頼りにしたいときに限って、フウタさんの夜遊び病が・・・。 もう夜9時。 田舎ですので周囲は真っ暗。。。 心配になった母は懐中電灯を持って、家の周囲をぐるぐる回ってみたところ。 家の裏の家庭菜園のあたりでフウタさんとバッタリ。 「フウタさん!夜だからお家に帰ってきなさい!」 ・・・と言われると帰りたくなくなるのは人も猫も同じのようで。 「い~~や~~だ~~~も~~~~~~~~ん!」と・・・ ヒョイとお隣さんの車庫に逃げ込んだように見えてまた姿が見えなくなってしまったのだとか。 そのタイミングでお隣のご主人様が自動車でご帰宅。 車庫入れして・・・ガラガラピシャリとシャッターが降ろされてしまったのでございました。 「あら・・・どうしよう・・・」 もしかしたらフウタさんは・・・ あの車庫に閉じ込められてしまったかもしれない・・・。 9時半を回っても帰ってこないフウタさん。 考えるたびに、隣の車庫の暗闇でおろおろしている彼の姿が想像されて全く落ち着かないのです。 (だいたいオロオロしちゃうたまじゃないんですけど) しかしこんな夜中に・・・ 「すみません。うちの猫がそちらの車庫に入り込んで閉じ込められているかもしれません。」 ・・・なんて、言いだすのもはばかられる。 (田舎の夜は早いノダ) しかも隣のお爺さんはちょっとヘンクツで有名なのでございます。 「猫ごときで!!!」と田舎のジイチャンは言うもんだし 実際、飼い主以外の人間にしたらそういうもんですわ。 「ああ~~~車庫に入ってないかもしれないし。。。 でも入ってたら出してあげないと可哀想だし。。。」 母は考えたあげく・・・お隣にお電話をすることに。 うちの猫が車庫に入っているかもしれないので、車庫を開けて見せていただくことはできるか?とは言えなかったようで。 電話に出た奥さまに・・・ 「あの夜分失礼します。 うちのネコがですね・・・お宅の車庫に逃げ込んでしまったようなのです。 いやハッキリはわからないんですけど、そう見えまして。。。 もし、明日の朝ネコがおりましたら・・・本当に申し訳ないのですが 追いだしていただけますか??」 ・・・と言ってみると・・・ 奥様は笑ってこう申されたそうですわ。 「あ~~フウタちゃん? 彼はしょっちゅううちの車庫を通り道にしていましてね うちの車庫を抜けてお宅のお庭に出るんですよ。 奥に扉がありましてね。 閉じ込められても大丈夫。 だって、彼はその扉を自由自在に開けられますから。うふふ」 フウタさん・・・お隣さん家でも大きい顔で甘えておったようですわ。。。 しかも余所様の車庫を通り道にしたあげく、勝手にドアの開け閉めまで覚えてしまったなんて。。。。 「うちのバカネコが~~~~~申し訳ございません~~~~~~!!!」 ・・・とか言ってるときにフウタさんは無事ご帰還されたらしいのですが。 母は平謝りし、翌朝菓子折りを持って挨拶にあがったようです。。。 う~~ん。 近くの一人暮らしのおばあちゃん家でときどきオヤツを貰っているのを知っておりましたが。 背中だけでのうて顔も広いフウタさんなのでした。 田舎だから御近所が少ないのと、猫嫌いの方がいらっしゃらないのが幸いです。 ま・・・ ほとんどはうちの原生林に近い庭をかけずり回っているだけですけどね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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