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Jan 15, 2010
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カテゴリ:カテゴリ未分類
今年の正月は、いつもより長くお休みをいただいたので
(インフルにもかかったし)母と一緒にいくつかの映画を観ました。
いや、映画館ではなくってDVDですわん。

母とお店でレンタルしてきて、こたつでDVD。

久々に「菊豆」(張藝謀 監督)を見たいな~~と探したんですけれど。
(菊豆は、あの藍の色がたまらんきれいな映画で好きです。
 ぜんぜん報われないし、なんとも後味の悪い映画ですが・・・映像がきれいなんだよね。)

田舎のレンタル屋にはおいておりませんでして。

同じ監督の「初恋のきた道」が3本も並んでおいてありました。
なんでこればっかり・・・。
「わたし見たことない~~」と母が言うもんで・・・これを久しぶりみ見ることに。

うちのお客様は中国映画のファンが多くて・・・
この「初恋の来た道」も見た人が多いので、よく話題に上るんですが。
(むかし、この映画に出てくるような中綿入りのチャイナジャケットをたくさん仕入れたことがありましたが
 買ったお客様がみんな「初恋の来た道でこういうの着てましたよね~~♪」と言われたのを思い出しました。
 可愛いですよね。もこもこで♪)


しかし・・・私はあんまり思い入れのない映画なんでございます。
いや~~~映像はキレイだし、話もかわいいし・・・いい話なんですけど。

まず、私が章子怡という女優があんまり好きじゃないからっていうのもありますわね。(個人的な意見です)
美女なんだけどな。
アジエ~~ンス。
大きくなってからの章子怡のほうがまだ好きです。
なんつうか、可愛く清楚なフリしてちょっと腹黒そうな感じがイイ。
すべて計算ずくって感じは嫌いじゃないです。

特に、この映画のころの子役の章子怡が可愛くないと申しますか・・・
子役ってそうでない子が少ないですけれど、
こういう器用そうなエンターテイメントな子供ってハナにつくんだな・・・わたし。
まあ・・・
こういう器用な子がいないと映画なんつうのは成り立たないのかもしれませんけども。

そして・・・内容。

むちゃいい話なんですよ~~。
純に初恋を貫くお話なのでございます。
最後の、息子が授業をするシーンは泣いちゃったりするんですけど。

なんかいまいち入りこめないのは・・・やっぱ・・・感覚の違いによるもんでしょうか?

初恋を貫く少女が、純粋で純粋でその熱い想いが可愛い!!!と思いたいところなのですけれど。
私はあの・・・少女の執念が怖くて仕方がございませんのよぅ。

あれって日本人にはない執念のような気がする。
中国女子の根性を垣間見るかんじ。

日本のラブストーリーではきっと・・・
「わたしま~~つ~~わ♪いつまでもま~~つ~~わ~~~♪」
・・・となる部分なんだと思うんです。
(まあ・・・死ぬまで愛する人の帰りを待って骸骨になっちゃうっていう日本の昔話も別の意味で怖いですけど。
じめっとしてて・・・
 【さりともと思ふ心にはかられて世にもけふまでいける命か】って今昔物語?宇治拾遺??)

あの「追いかけて~追いかけて~~~♪」の根性はすごいと思いますわ。
片思いの相手を振り向かせるために、毎日道で待ち伏せしたりとか。
(またあの器用そうな章子怡の表情が・・・変にあざとく見えるんだよな)
村を去る彼の荷馬車を、とことん追いかける根性とか。
猛吹雪の日に、彼を出迎えるために道に立ちつくして凍え死にそうになったりとか。

すごい・・・激しいんですよね。

見てると思わず「こえぇよ・・・」と突っ込みたくなっちゃう私なんでございました。。。

うちの両親は、「ああ~~~純粋ね~~~~♪」と純粋に感動しておりましたんで・・・
なんつうか、私がひねくれ過ぎてるのかもしれませんけれどね。

それとも世代の差かしら???

中国映画・・・何を見てもいろんな意味で「激しい」ですけどもね。





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最終更新日  Jan 15, 2010 06:08:13 PM
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