この日も、カケカッカ～～～！！！な鶏の声に夜中何度も目を覚ましつつも・・・
ちょっと慣れたせいでしょうかしら。

ぱっちり清清しく目が覚めまして。

朝食をとってから・・・今度はCさん抜きで、生地市場へ。

大量の生地は郊外の大きなマーケットに出かけるのですけれど。（昨日Cさんと行ったような市場）
そう量の多くない生地は、割と近くにあるマーケットで購入。
私が行くのは中華街の生地市場。

観光市場（有名なベンタイン市場など）の生地屋さんは、大量買いしたり・・・商用にするには高すぎます。
そんな生地で服を作っても・・・売値が大変なことになってしまうんですわよ。
何しろ・・・その手の市場には、そんなに大量の生地をおいてはいませぬ。

逆に・・・

郊外の市場は、大量買いの商用向けではありますが。
本当に大量に買わねば、売ってももらえない。
素材によっては、「キロ」売りでございますんでね。
・・・量が中途半端な場合は、相手にもしてくれませぬ。
「帰れ」って言われちゃう。

中華街の布市場街であれば・・・
たとえば、１０メートル　２０メートルくらいの生地でも、数種類買うのなら大丈夫。
（２～３メートルでは売ってくれませぬ）
１０～２０メートルくらいの中途半端な量の場合は、ワタクシはここで探します。

ただね。
どこの市場もそうでございますけれど。

商っているのはベトナム人。
中華系ベトナム人が多いですけれど、ベトナム人でございます。

ニホンジン好みの・・・
己の欲するところの生地を探し出すのは・・・至難の技でありますの。

数十軒・・・いや何百軒と生地屋が小さな軒を連ねる生地屋街を
とにかく歩いて歩いて・・・
獲物を探すハンターのごとく、生地屋をめぐります。
もうね。
こうなると勘ですわ。
あと運。

見つけることができるか・・・
出会うことができるか・・・

いいえ。
見つけなくちゃ・・・出会わなくちゃ・・・
仕事にならない！！！！！！

生地市場をめぐるのは、とても楽しい作業なんでございますけども。
結構必死な作業でございます。

生地がなくちゃね。
服はできない。
選ぶのを失敗したらね。
製品になっても、売れない。

勘と、運と、あとは決断力。
それを予算と照らし合わせながらの買い付けです。

今回は、案外すんなりと、探している生地が見つかってくれてほっとしました。

雨季ですのに。
雨にも降られず・・・よかったよかった。。。

そして・・・この日もホテルに帰ってシャワーを浴びたら・・・

ばたんきゅう～～～～～～～。

カケコッコ～～な鶏の雄たけびなぞ・・・さっぱり気にもならないくらい。
死んだように眠ったのでありました。



いつかのランチ。


ブンボーフエ。
市場のブンボーフエが大好きなんですけど。
これはチェーン店のレストランのブンボーフエ。

フエという昔に都があった場所の麺料理。
（ブン＝コメの麺の種類の名前　ボー＝牛　）

穏やかでぼんやりとした味のベトナム料理が多い中・・・
辛さのあるブンボーフエはなかなか好みの味でございます。

やっぱり市場や屋台が美味しいけどね。
でも、お腹が弱い人や食べ物が心配な方には、こういうお店はいいと思います。
たくさんのハーブを入れていただきますが、ハーブ類もすべて湯通しされていて
観光客でも抵抗なく頂けると思いますよ。
（屋台の生野菜・生ハーブ類は水洗いしただけなので・・・お腹を壊す人もいるそうです。
　あと１００％有機肥料で育ってるんで寄生虫の卵とかついてる場合もあるとかないとか。
　わたしは、あんまり気にしませんが・・・・。）

トッピングもいろいろ選べますので、すでに上の写真はブン「ボー」フエではなくなってますけども・・・。