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Jan 13, 2011
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カテゴリ:お馬鹿な日々
フィンセント・ファン・ゴッホという絵描きを、知らぬという人は稀でありましょう。
美術の教科書にも必ず登場する、オランダ生まれの大御所であります。

現在、九州国立博物館にて「ゴッホ展」開催中。
http://www.gogh-fukuoka.jp/

行かねばね~~と思いつつ。
まだ、重い腰を上げておりませぬ。

行きたい!というよりも。
「ゴッホが来た?そりゃ【行かねばなあ】」という感情のほうが強いワタクシです。
ゴッホなんて、とりあえず見ておいた方が良い。
「好き」とか「嫌い」とかいう感情は置いておき。

とはいえ。
ワタクシ、ゴッホという絵描きが、やや苦手です。
嫌いというのともちょっと違う。
言うなれば「苦手」という感情が一番ぴったりであります。

特に、彼の生涯の後半の作品は・・・とても苦手。

いや、世界が認める名作揃い。
素晴らしいことこの上ないこともガッテン承知。
確かに、目の当たりにすれば・・・
思わず息をのんでしまう作品の数々でございます。

ただ、ワタクシの問題でありまして。
苦手なのでありますわ。
見ると、妙に・・・
重苦しい気分になるのでありますわ。

なんというか。
アレに似ている。

胸やけ。

うむ。クルシイ。

少なくとも・・・
展覧会を見終わった後に、ウキウキとスキップが繰り出せるタイプの作品は少なかろうと思われます。
(いや、あくまでワタクシの個人的な視点なので・・・
ゴッホでスキップできる人もいっぱいいるんでしょうけれど。)

ゴッホを続けざまに何枚も何枚も見るなんて。
体力があるときじゃないとムリなキガスル。。。

魂の画家。
情熱の画家。
苦悩の画家。

さまざまな枕詞がつきますゴッホ。

まあ・・・
ゴッホでなくとも、そう形容される絵描きは案外多いわけですが。

そんな「魂」の「情熱」の「苦悩」の絵描きの中でも・・・
彼の絵は、良くも悪くも・・・「生々しい」んでございます。

ダイレクトで、純粋で・・・
その魂とやら、情熱とやら、苦悩とやらを、何のオブラートにも包まずに
カンバスに叩きつけ、
その情念ごと塗りこめているような。。。

だからこそ、
見る方の鳩尾に彼の念がどでかい塊になって直球でめり込んでくるんだわよね。
だからこそ、
お腹いっぱいになるんだわ・・・。

単純に、あの厚塗りの油絵具を見ているだけで・・・食傷気味にならんでもないけども。

とはいえ。
行かねばなあ。

・・・とりあえず。
体調を整えてからじゃないと、ワタクシ・・・彼とは対峙できまっしぇん。。。

**********

ゴッホの終焉があのようでなかったら・・・
彼の作品は今のように評価されているだろうかしら・・・と考えることがあります。
もちろん、素晴らしいことには変わりないでしょうが。
ゴッホは、あまりにも有名すぎて(作品よりも、むしろ彼の背景が)・・・
私は、彼の作品を素直に見られないような気もしています。
いや。
彼の背景も含めて、ゴッホはゴッホなのだけど。





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最終更新日  Jan 13, 2011 03:41:29 PM
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