医療行為
先ほど、「m3.com」メールにて「17日、救急車から気管挿管の映像を病院に送り、医師の支援を受けるシステムの実験が行われた。」気管内挿管は医師のみが行える医療行為ですが、早期に呼吸状態を確保しておくことは重要であり、これが実践されるようになると、救命率は上昇するでしょう。ここで問題になるのが、その際に何らかのアクシデントが発生した場合の責任の所在です。遠隔地で支援していた医師に責任があるのか、救急救命士にあるのか、・・・・多くの場合これが壁となってしまいます。しかし私の個人的な思いですが、気管内挿管という医療行為は医師が行うべき行為です。それをなぜ医師以外の専門職が行わなければならないのでしょうか?これは、救命という使命があるからです。ではなぜ医師が救急車に乗らないのでしょうか?医師の絶対数が不足しているためでしょう(たぶん)そこで、救命を行うためには、医療の知識がある専門職がそれを代行する。という発想です。 昔、薬剤師が不足していた時代にはナースがその代理を行ってきました。栄養士が不足していた時代はナースが代行していました。機能訓練もナースが行い、今は専門職が行っています。少し話題が逸れてしまいました。すみません。救急救命士が挿管するならば、その責任も専門職が負うのが相当だと考えます。専門職とは?介護福祉士、ナースそれぞれ専門職ですから。