救急医療
このところ、救急患者の”たらいまわし”が報じられている。20件、30件断られた、患者が死亡したと報じられている。医師不足、看護師不足が原因だとも報じている。 需要があるから供給しなければならないのだろうか?だとすれば、医療費は天井しらずの高騰をひた走ることになる。 昨日ニュース番組の特集で、関西のある市立病院の救急現場が報じられていた。その若い医師は、朝から通常勤務をして、そのまま朝まで救急を受け付け診療し、午前9時すぎに救急を終えて、そのまま通常診療に従事しました。これを月に6回行います。こういう医師に、診察してもらいたいでしょうか?疲れ果てた医師の診察で大丈夫?この医師は内科医でしたが、もし外科医ならばどうですか?夜一睡もせずに診療して翌日あなたの執刀医になるのです。 昔からそうですが、医療に対する過酷なまでの幻想を抱きすぎているのでは?とにかく、救急医療とはいま命の危機に瀕している方が対象である。という大原則を一般市民が、守らなければ成り立ちません。 命に関わる病状か否かの判断が、できない人が多すぎる。救急受診の6割は、明日の朝受診してもしなくてもいい人です。その人たちが、いま医療を必要としている人の命を絶っているのです。