老いるヒント
【送料無料】老いるヒント 「長く」生きるより「いかに」生きるか 男性の中には引退後の人生に慣れるのに苦労する人がいる。リタイアした時点で自分のアイデンティティを失うからだろう。輝かしい成功を遂げたわけではないにしても、自分は会社の部長だったとか,重役だったとか、小学校の校長だったとか、警察官だったとか、それぞれの誇りを持っていた。社会もその職業ゆえに彼を尊敬していたし、家族は父親を仰ぎ見ていた。それが引退とともに肩書を失い、お金は稼がず、家にべったりと座った濡れ落ち葉になって落ち込んでしまう人がある。 女性の場合は外に働きに出ても、男性の牙城で成功することは難しかった。ある程度職場で成功してもキャリアだけが女性のアイデンティティになることは少ない。「女は五十歳を過ぎると生まれ変わって、泉のようにエネルギーが湧きあがるのだということを、どうしてだれも教えてくれなかったのだろう」と言う。 抜粋 イギリスの田舎に引っ越して、庭の手入れをしてご近所さんと団らんをして過ごすことに生きがいを見出し生きていく。そういう生き方もある。【送料無料】枯れるように死にたい これぞまさしく私が探していた、書きたかったことだ。 「老衰死」という概念をもう一度光をあてたい。 私が卒業して、中堅と呼ばれる頃「人工呼吸器をつけるか」という大きなテーマがあった。それまでは当たり前のように、がんの末期であっても人工呼吸器をつけていました。血圧の維持が出来なくなり、それでも外さずそしてやがて心臓が止まった時心電図アラームが鳴ると同時に心臓マッサージが始まります。おおよそ30分以上長い時は1時間は優にしていました。やがて主治医は家族に説明し全てを外します。それは一種の敗北宣言でした。負け戦とでもいいましょうか。そんな雰囲気がありました。 若い私は、「がんの末期なのに・・・・」 今の時代は人工呼吸器こそ付けなくなりましたが、なんとそれに変わって「胃ロウ」という簡単なそして厄介な始末におえない管を胃に留置することが流行っています。鼻から胃へ管を通して栄養剤を注入すると点滴よりも数倍の栄養が入ります。しかし肺炎という副作用も結構な高率で発生します。しかし胃ロウは、この肺炎になる率は低いのです。お手軽。