オウムはなぜ暴走したか
革命か戦争か オウムはグローバル資本主義への警鐘だった/野田成人【RCPsuper1206】なぜオウムの暴走を止められなかったのだろうか。当時サリン事件が発生する数ヶ月前、警察庁にはオウムがサリンを作っている可能性についてかなり言及した情報があった。しかし証拠はない。警察庁長官といえども所詮は官僚です。官僚は自分の在籍期間のみ事を荒立てず、過ぎ去れば次の天下り先で数千万が待っている。それを蹴ってまで何かをしようとする官僚はいません。これがオウムの暴走を止められなかった最大の理由です。カルト集団だといっても相手は合法的な、宗教団体の認可を持っているのです。それをあえて捜査するとなると既存の宗教団体からの圧力も覚悟しなければなりません。そうまでしなくてもほどほどにしておいて、時期が来れば天下る。それにしてもお粗末というか、悔しいのは長野における誤認逮捕です。農薬を数種類もっていただけで犯人だと決めつけたのはあれは今でも、悔しい思いがします。