ブラック企業といわれるけれど・・・
巷では「ブラック企業」というレッテルを貼られている企業がたくさんあります。残業代は出さない。パワハラ当たり前、退職なんて言い出せないしできない。身も心もボロボロになってしまう状態。こういう会社は今になって初めて登場したわけではありません。昭和30年代から40年代にかけてこういう会社はたくさんありました。週6日勤務、残業は当たり前、がむしゃらに働く、例えば鉄鋼とか、工場では労働災害は日常茶飯事でした。指が吹っ飛ぶ、片腕がなくなる、などなどそれで働け亡くなると一時金をもらって泣き寝入りです。労働環境は劣悪でした。そこで登場したのが組合です。その後は少しづつ改善し今に至ります。当時日本全体は高度成長期でした。右肩上がりの業績です。不満はあっても去年より今年の給与は多いのです。それが当たり前。だから我慢します。人生設計なんて立てなくてもみんながしているようにしていれば、それなりの生活ができました。一戸建てを購入することも可能でした。一人ひとりが悩みながら人生設計なんてしなくてもいい時代でした。先のことは考えなくていい時代。来年はバラ色です。その当時を生きてきた今の高齢者は、若者に「人生設計を立てろ、」なんて偉そうな言葉を吐くことはできるはずがない。今の高齢者は会社にぶらさっがて生きてきたのですから。テノヒラ幕府株式会社【電子書籍】[ 安藤祐介 ] 今の若者は当時の人のような「右になれ」をしてはいません。自分が好きなことをして生きています。自分で築いていく人生を生きているのが今の若者です。会社に頼らず自分で築く。当時の人は会社に頼って生きてきました。会社はつぶれないのが原則でした。今の時代は潰れるのです。だから自分が好きなことをやって自分の経験値を築いていく。