徒然なるままに・・・
徒然なるままに・・・・オペ室には怖い人が3人います。患者、医師、そして自分。まず患者・・・怖い人というと睨みをきかせたと思うでしょうが、そういうことではなく、突然様態が変わることです。いわゆる”急変”ですね。いつものように局所麻酔をしてとかいつものように点滴ルートをとっていると突然顔面蒼白、意識なしなんてことになります。次に 医師・・・順調にオペが進行しているときは機嫌よく会話をしていますが、出血が止まらないとか、腫瘍がはがれないなど思うようにならない時に、怒声、罵声が飛び交います。怒っても事態はよくならないのに。そして最後は自分です。急変した、出血が止まらない、などの緊急事態になってパニックに陥ることがあります。陥る・・・意識しないでパニックになっていることです。手に取った薬品が指示のものではないことがあります。なぜこれを手に取ったのか?後になってもわからない。しかしそのことはしっかりと頭に刻み込まれていて、自分を追い詰める。