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カテゴリ:自分らしい生き方
1月26日の日記より抜粋
この間から立て続けに属にいう「うっとうしい患者」ばかりが入院してきました。 ”うっとうしい”とは、”大人になれない大人”という意味です。 ドアの開け方、閉め方 同室者のうなり声が ナースの言葉使いが 注射を何回も 臭いが その人だけが文句を言っているのですが、他のニコニコしている患者さんも、よくよく話を聞くと 「あのナースは足音が・・、言葉使いが・・、ドアも閉めへん」などなど 実は多くの患者さんは心のなかで不満を持っておられるのです。 えっ!!この方がこんなふうに思っていたのか? と驚くことを聞かされること があります。 その目でみていると確かに・・そうだなー。 自分が出来ているとは思っていません。でも、大なり小なり不満はあります。 しかし、入院生活は「共同生活」です。 寒い、暑い、暖房を入れろ、寒いのがわからんのか!! そういう前に、隣の人はどうなんだろう?と 大人になれない大人、いままでよく刺されずに生きてこれたねーと。 *************** ********************* ********************** 1月29日の日記より抜粋 入院するということ 入院するとはどういうことでしょうか? 最近特に思います。 以前にも書きましたが、「大人になれない大人」 「あの患者の足音がうるさい」 「ドアを開けといてほしかった」 「お風呂に入れというけれど、体が痛くて入れんのや」 「いっつもおなじことしか聞かれん、痛いとこは?うんこは何回、おしっこは」 「寒いのが判らんか?」 「この痛みはいつ取れるんや」 「夜中に咳き込むことが多くて、眠れん」(同室者が咳き込む) 「おしっこの臭いが気になる・・眠れん。」 「いつでもおかまいなしに、おしっこする」(病室にポータブルトイレを置く) 「あの人は、いっつもうなっとる」(夜間せん妄状態となってしまう) それぞれの病状により、入院されています。が、そうでもない人もいる。それは別として 入院するというのは、共同生活をするということ。 ガマンを強いるのではない。 ******************* ********************** ********************* 「大人」がいない・・・・清水義範著 ちくま新書発行 『誰が悪いかではなく、今どうするべきかを 考えるのが大人というものであろう 今後のために、どういう手を打つべきなのか、 そもそもそこまでの経験を吟味してみるべき ではないのか。 そういう思考をしないで、あの時日本人は、 その人たちが悪い、とのみ考えたのである。 そして、人質が無事に帰ってきたので、 それ以上考えるのはやめて、忘れてしまう。 なんだか近頃そういうことが多くなっている ような気がする。JRが大事故をおこしても、 アメリカの牛肉が輸入できなくても、 アスベストの害で人が死んでいても、 誰が悪いからだ、という方向でのみ考えている。 それは要するに、ぼくが悪いんじゃないもん。 という子どもの発想なのである。 あらゆる事件、事故について、誰か悪い奴らが いるんだと犯人捜しをして、 それですっかり納得したような気分になる。』 ブログランキングに登録しました。 あなたのワンクリックが欲しい ブログランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 7, 2007 12:04:42 PM
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