|
カテゴリ:MAP
「それぞれが幸福な死をむかえるために」春山 満著 2001年発売です。
孫からむしり取っている医療費 p88 老いと介護はタダではありません。いまタダのように 使われているぼくらの医療費、だれが払うのか、読者の みなさんはご承知ですか? 「そんなもの決まっているだろう、われわれから健康保 険料を毎月徴収している、だから払っているのはわたし たち自身だ」 なんて思っていませんか?それは大きな間違いです。 ぼくらがいまおさめている社会保険と国民健康保険は、 すべて過去に食いつぶした赤字国債の補填に当てられて います。昭和40年代からもうジャブジャブと湯水のよう に、能天気にアンタッチャブルに使われてきた医療・福祉 界のツケを、いまぼくたちが払っているのです。 するといまのぼくたちの医療費はいったい誰が払って いるのか?子どもですか?いえいえ違います。ぼくたち の子どもが補填する赤字国債はとうに食いつぶしていま す。ぼくたちの孫が支払うのです。 もっと簡単に説明します。たとえば風邪をひいて病院 にいったとしましよう。すると社会保険だったら2割、国 民健康保険だったら3割が自己負担です。たとえば社会保 険で2000円支払ったとしましょう。そうすると8000円は 誰が支払うのか。ぼくたちじゃありません。ぼくたちが 風邪をひいて医者に行って2000円払ったら、それはじつは 泣いている孫から8000円むしり取っていると同じことにな るのです。 著者は、筋ジス患者です。 福祉をビジネスと捉え、利益のない福祉は意味がないと 語りかけます。 「家族で介護するのはもはや美風ではない」と言い切ります。 モヤモヤしていたものがすーと晴れてきた感じです。 どうぞ、お近くの図書館で探してください。 その他にも以下の著書がありました。 ブログランキングに登録しました。 あなたのワンクリックが欲しい ブログランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[MAP] カテゴリの最新記事
|