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精神的に不安定な症状をみとめてあらかじめ、処方されている内服薬を服用してもらう。 しかし、効果はない。 ナースコールは3分間隔で鳴る。 「もう、薬使っているし 様子みてよ!」 ナースも これが現実。 しかたなく15分間付き添う。 その間も、いろいろな不安言動があった。 「そばにいてほしい。頭が・・・、ムカムカする」 どうすることもできない。患者の悲痛な叫びであろう。が。 40名の患者のうち、20名を受け持っている身。 案の定、この15分間で 点滴更新が遅れ 意識のない患者の口のなかは唾液で溢れ オムツの中は、便・・ 持続点滴をあわせて、各種書類の不備を点検し 明日の処方、その他調整ができているか 約1時間後ようやく薬の効果がでて、患者は眠りについた。 今回は眠ってくれたから、次の患者への看護は提供できた。が。 病院では、看護師数の圧倒的な不足でとても精神的な 看護は、できない。 そういえば、ある看護大学の教授が 「寄り添うことで、患者の心が安寧になる」というような 論文を発表していた。 机上の空論を展開することが、看護大学の教授なのだ。 学生時代に教えてもらった。 「患者から訴えがあったら、まず薬ではなく症状をよく聞き なぜそのような訴えがあるのか十分な観察を行い・・」 そんなことはわかっとるバッテン、現場はそれをする時間がないんだよ。 ある瞬間に2つ3つの要件を抱えながら、歩いているナースが ほとんど。だから物をある所に返せず置きっ放しにしてしまう。 それを看護部長は「あなたたちは、所定の場所に返すことも できないの」と あなた、そこまで部下を信用できないのか。 部下はバカばかりなのか。 なぜそうできないのか、そうしないのか。 観察したらすぐわかるよ、判ろうとせず、 部長室の中で、書類ばかりみていていは何にも見えない。 需要と供給のアンバランスな状態では、とりあえず 薬を使って、その場をしのぐ。 一人に寄り添うことで、19人を放置できない。 どの人にも、平等に接すると結局不平等になる、この現実。 春山氏の言う 「幸せな死を迎えるために」自立ができるよう 団塊の世代のみなさん。新しい時代を切り拓きましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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