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昨日までは、「病院で人生の最後を迎えるなんて、なんて悲劇なんだ」と
患者さんを慈しんでいたけれど、でも考えようだな。 70年・80年生きてきて、人生を独りで振り返る時間がある。 子どものころ、戦争を体験し結婚、高度成長期を支え昼も夜も働き 嫌な上司にペコペコし、満員電車に押し込められ、やっと定年。 子どもの成長を思い、子どもから見放され、 今は独りで、自分の生きてきた道を振り返れる。 それもあり・・・かな、と思えるようになった。 自宅で最後を看取ってもらえない、のではなく、誰にも迷惑をかけずに ひっそりとこの世を去る。 入院していたら、食事は上げ膳・下げ善、お風呂は入れるし、体調が悪ければ 診てもらえる。適当に体を動かす事だって(リハビリ)できる。 冬は暖房で暖かいし、買い物にも行かなくていい。 我の強い看護師の嫌味は、「馬耳東風」で聞き流せばいい。 昼寝を楽しみ、夜は睡眠剤で強制的に寝る。 入院費用は、国が見てくれる。洗濯もしなくていい。 人間案外開き直れば、生きていけるものだ。 これがアメリカなら、そうはいかない。 中間層までは、保険会社に保険料を支払えばなんとか医療は受けられるが、 その下の層は、最低限の医療だけ。 日本はいい国だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 28, 2008 09:31:03 PM
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