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私の看護観に問題がある。
そもそも患者に対する気持は、「かわいそう、手を差し伸べたい」という気持ちが根底にある。がしかしそれは。 病気を患っている人という観点でみる。そうすると病気であっても人は、人として生きる。自ら生きていく存在。それができなくなったとき死が待っている。 できないことには手を差し伸べるが、できることは自ら行うべきであるし、そこに手を差し伸べてはいけない。 慢性期の病院で勤めていると、ついつい手を先に出してしまう習慣がつきそうになる。それは人を自ら生きる存在を否定してしまうことにつながる。 病気を患っている人、という観点で人という存在を見つめたとき人は独立した存在である。その独立した存在を脅かす行為は、人の存在意義を否定してしまう。 助けてほしいと願われて、病気によってできないことは手を差し伸べるが、それ以上のことは手を出してはいけない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 21, 2009 07:51:09 AM
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