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カテゴリ:うつ病
気持ちが動揺したときに頭の中に瞬間的に浮かんでいる考えやイメージを、認知療法では「自動思考」と呼びます。そしてこの「自動思考」が認知療法の中心的な役割を果たすことになります。
メールを送ったけれど返事が来ない。自分はあの人に嫌われたんだ。そういえば思い当たることがある。嫌われて、騙されて、嘘をつかれて、自分はもう・・・・ 現実はメールの返事がないだけです。疑心暗鬼になって妄想が膨らみ思考の悪循環が渦巻いているのです。これが「自動思考」です。 これに縛られるのが、私なんです。 【送料無料】はじめての認知療法 認知とは、ものの受け取り方や考え方といった意味です。 患者さんが、つらい気持ちになったときや気持ちが動揺したとき「その時どのような考えが頭に浮かんできたか」と聞くことが大事。「その時にどのようなイメージが頭に浮かんできたか」と自分に問いかけてみる習慣をつけてみてください。 自動思考の基礎となっているその人なりの「こころのクセ」を「スキーマ」と呼びます。これはその人がずっと持ち続けている基本的な人生観です。これは、生まれながらの素質と環境の要因の影響を受けながらその人の心の規則になって考え方や行動をコントロールしています。 自分の「こころのクセ」を」知る 私たちは、同じ出来事に出会ってもみな同じように考えたり感じたりするわけではありません。人それぞれに受け取り方や感じ方が違ってきますが、それは人それぞれにスキーマと呼ばれる「こころのクセ」があるからです。しかもそのクセはストレスを感じるような場面で強くなります。ときにそのクセが強く出すぎると現実が見えなくなって自分の思い込みの世界に入ってしまうことになります。 これを防ぐために「こころのクセ」チェックがあります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 27, 2012 11:12:45 PM
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