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カテゴリ:患者のため
NHK特集 都立松沢病院 見ました。
40年前と今の精神科医療は何も変わらない。 松沢病院のようなところは患者の人権を重んじる医療を提供できるが、一般病院では非常に困難である。 番組の中で日本精神科病院会長の発言が重くのしかかった。「精神科医療は医療と安全を担っているんだ」 つまり精神病患者があなたの隣に引っ越してきてもいいですか? 夜間の徘徊、大声、執拗な要求と意味不明は笑いなど。そういう人たちを収容することで社会の安全を担保しているんですよ。 社会が広い心をもって患者を受け入れてくれると、粗悪な病院は不要になります。人権は守られる。 粗悪な病院を野放しにすることはやっぱり心が痛む。そこで塩梅という考え方がある。 これは当時の都立松沢病院 院長が言われた言葉です。”塩梅” 粗悪な病院では、人権をないがしろにしていた。そこでNHkが国、東京都、保健所へ質問事項を 送ることで粗悪な病院に圧力をかけることができた。 この番組では”患者”は弱者という視点であったが精神病において必ずしもそういう視点だけで見つめることが妥当だろうか? 多くの精神病患者は弱者であることは間違いないが、全員ではない。 社会にて共存できる方、可能な方、は弱者という隠れ蓑に覆われないことも大事だと。 40年前の精神医療と現代のそれとがあまりにも同じであることに愕然としている。 精神科医療が進歩していないのではなく、社会が発展していないのである。 コンピューターだとか、携帯だとか、社会が進歩したかのような幻想を抱いているが、 実体は40年それ以前となんら日本人は進歩していないのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 1, 2021 08:38:04 PM
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