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カテゴリ:30年前の病院事情徒然なるままに
徒然なるままに・・・・看護師として在職中の出来事が頭をよぎります。
ある宗教関係者の父親が転院されてきました。息子さん(60代かな?)が毎日のように面会に来られて、身体を拭いたり、話しかけたりと・・・そして消灯前ぐらいには、両手を頭のうえのほうに掲げて・・・ なにやらお祈りのようなポーズをされています。 こういう時は見て見ぬふりがいい。 しかし残酷な時はきます。入院時には「厳しい病状です。急性期病院でも説明されていましたようにあまり期待はできません」しっかりと説明はしてあったのです。 その時がきました。早朝5時過ぎ血圧が下がりそうそうに息子さんに電話。 予めの説明と息子さんの希望により心マッサージを実施。1時間ほど経過し息子さんには「もう回復は望めない」・・・ そのあとの息子さんの言葉が私たちをひきつらせました。 「この人が死んだら・・・地球が滅びます。絶対に死なせてはいけないのです」 ・・・・・・そうだったのか。 そのごお昼までご自身で心マッサージを休みながらも行い、そして納得されました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 25, 2021 03:56:11 PM
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