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カテゴリ:自分らしい生き方
開戦の原因 その2
日清、日露戦争に一応勝利した日本でした。 当時世界情勢は弱肉強食の真っ只中。欧米列強はアフリカ、東南アジア諸国を植民地化して すぐにも日本を手中に収めようとしていました。強くなければ、食われる。 現代の世界情勢では日本はアメリカと同盟を結び、核の傘に入って安泰です。 しかし当時日本に同盟国はありません。ロシアに睨まれ、清国の幻の強さにおののき、 列強の脅迫に神経を研がれせていました。 どうしても勝たなければ、飲み込まれる寸前でした。 なんとか講和にもっていくことで、食われずにすんだのですが、国民はその事実を知る由もありません。 新聞はこぞって政府の弱腰外交をたたきました。国民は・・・ 人はその所属している集団が強いと思うとき自分も同じように強いと感じてしまうのです。 自分は一人なのに、一等国になった気分になってしまうのです。高揚感という恐ろしい感情が 全てを支配していた愚かな時代の幕開けです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 12, 2021 09:32:00 PM
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