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カテゴリ:良かった事探し
推理小説を片っ端から読んでいました。面白い、犯人はだれだ、刑事の苦悩とか組織のしばりなど
なぜかふっと「時代小説 ザ・ベスト2018」日本文藝家協会 編 を手に取りました。 江戸時代の物語です。中嶋隆、澤田瞳子、永井紗耶子、など10人の作家の短編集。 子捨て乳母、清経の妻、つはものの女・・・・ 時代が時代ですから言葉使いも所作も現代とは違います。 「つはものの女」は大奥の出世がらみの物語。読み進めるとふっとこれは現代と同じことが 起こっていると感じています。 「・・・・逃げたほうが良いこともある。負けるが勝ちということもある。それができぬ殿方は、既にその時点で、我らよりも不利なのじゃ。なかなか生きづらい。あの者たちのためにも見事な負けを見せることで矛を治めさせることもできる」 とかく勝つことが正しいという世の中になってしまいました。 【中古】 時代小説ザ・ベスト 2018 / 日本文藝家協会 / 集英社 [文庫]【メール便送料無料】【あす楽対応】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 12, 2024 02:22:52 PM
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