誕生日
穏やかな秋の一日。午前中は山へ行って草刈りと柵の修理。大根は順調に育っている。昼食後母が言うので柿を収穫した。今日ぐらいは素直に言うことを聞いておこう。二女の受験票が速達で送られてきたそうだ。来月早々の受験。台所の日よけのすだれを外して山へ持って行った。風もなく穏やかな日。 51歳禁煙して一年目。これっといって何かあるものではなく、ただひたすら毎日を淡々と過ごすこれが「しあわせ」なのだろう。そうだとすれば「しあわせ」とはとても厄介なものであり、手に負えないものだ。片や死と隣り合わせの母親がいると云うのに。のんきなものだ。「生をもてあましている」と言えなくはない、いやむしろ51歳にしてもてあましている。