久しぶりに目が覚めた
救急患者の受け入れ。低血糖で意識がほとんどない患者さん。医師から「ルート確保、採血。」次々と指示が飛ぶ。ルート確保し、点滴を入れようとしたら「採血は終わったのか」「いえまだです」「採血する前に、点滴をいれるなんて、非常識だ!」別途、ルート確保し採血。「レントゲンはいつ撮れる、CTだ」「呼び出します」と事務員。「これが救急か!」「検査結果は、どれくらいで、でるのだ」「今から呼び出します」「・・・・なんという救急だ」「心電図が取れるやつはおらんのか!」ひとりいたので、とってもらった。患者さんは、ブドウ糖が入って、若干落ち着きを取り戻し、入院した。久しぶりに目が覚めた、救急。救急の”いろは”を忘れている自分がここにいた。いつもは、「ああ、そう、ブドウ糖いれようか・・・血管でる?」と医師自体がゆっくりとやっていた。そのペースにようやくあわせることが出来るようになったトタン。救急をやりながら患者の命を守るのは、基本ができているから検査は通常なら10分以内に結果がでる。レントゲンは、すぐに撮影できる。情報は、すみやかに医師に集まる。看護師は、基本を知っている。「これでどうやって、命を守ることができるんだ。」と嘆く声が聞こえそう。反省