『台風』というワード
9月30日(日)の深夜台風24号の影響で、広い範囲で停電が起きた。その日、朝から土砂降りの大荒れかと思いきやあれ?台風どっか行っちゃった?と思うような天気。なんせ朝は陽が射してたし(;^_^A夜遅くに風雨がどんどん強まり、外はゴウゴウと地鳴りのような音がして、家が揺れてマジでこわかった。ガターン!ガシャーン!なんかヤバい音もひっきりなし。そんな中、ドライヤーで髪を乾かしていたら、突然の停電。。。(停電って突然起きるもの(笑))すぐに点くだろうと思っていたけど朝になっても切れたまま・・待っていても仕方ないので、電気が使えないなりの生活を進める。夫は仕事に行き、ヘルパーさんがきちんと時間通りに来てくださり、息子を起こしていつものように支度をする。ヘルパーさんのお宅も停電していたけど、何もできないので、そのまま放っておいて、我が家に駆けつけてくれたそうで、ありがたかった。停電といっても、息子にとっては、朝はまだ照明とテレビが点かないことくらいでいつもと変わらず支度ができたのはよかった。残りの冷ご飯、レンジが使えないので、蒸し器で蒸かして温めた。冷蔵庫は開閉を最小限にすれば24時間くらいは大丈夫と聞いたので、豆腐、牛乳、納豆などはサッと出して使った。そして通所施設へ息子を送る。途中、信号機が点いてないところがあり、もしかしたら、施設も停電してるかも?駐車場から見ると、建物の中の電気が点いていた!おお~!停電してない~\(^o^)/よかった♪友達や知り合いの話をまとめると、小さな地域で不規則に停電しているところとしてないところがあることがわかってきた。息子を送って帰ってきて、外回りの片付けをする。近所の家のカーポートの屋根が吹っ飛んでトタン(プラスティック?)の破片が庭にたくさん落ちていた。お隣の離れの屋根瓦も少し崩れていたけど、うちの花壇の中に落ちて割れていた。幸い、我が家は大きな被害はなかった。でも庭は大変なことになっていた。地植えのバラや花木類は、強い風で倒れかけていたり、葉っぱや蕾は吹き飛ばされ、残った葉っぱは、塩害でチリチリボロボロ・・そしてこれを正面から見たら、なんと、アーチが倒れかけていた・・( ̄□ ̄;)!!今はどうしようもないので、とりあえず放置。午後は携帯の充電と洗濯をさせてもらいに、親戚の家に行き、叔母と喋りながら約2時間ほど過ごした。息子は5時に職員さんに送ってもらって帰宅。夫にも早く帰って来てもらった。夫の実家も停電していたけど、昼前に復旧したらしく、朝ドラ10月スタートの第一回目をお昼に見れたらしい。私は結局見れなかった(;´Д`)ノ夕方、暗くなるのが早くなったので、息子が帰宅して、部屋が暗いのが困った。でも、日が長い時期だったら、冷房が必要なくらい暑いよね。なので、暑くもなく寒くもない時期でよかったと思う。「けしゅ」と言いながら、照明のスイッチを何度もパチパチやる息子。(電気を点けることを「けしゅ(消す)」という)いつもの魔女宅も見れない。「今日は点かないよ」と言うしかなくて、懐中電灯やロウソクで対応する。ロウソクつけたら、誕生日と勘違いして「ケーキ」と言っていた(笑)ガスと水道が使えるのはありがたかった。市内では断水しているところもあるとのこと。夕飯は、冷蔵庫の玉子を使いきるつもりで普通に作ろうとしたけど、暗くてうまくできないので、やる気が失せた。家にあったミートソース缶とスパゲティで簡単に済ませる。服につけても、こぼしても、見えないから開き直る感じ(笑)てか、何を食べてるかわからないのが笑えた。おじいちゃんは食べながら「こりゃなんだ?」とか言ってるし(≧∇≦)息子は、納得できないイライラもあったけど、それでも意外と柔軟に受け止めてくれてる感じもして、少し安心・・いや、台風で停電して真っ暗な中でご飯食べることをこんなにもお利口に受け止めていると思ってはいけないね。ほんとはすごくこわかったと思う。私たちだって、この停電がいつまで続くかわからないくて、いつまで我慢すればいいのか見通しが立たない不安はすごかったんだから、息子なんて、私たちの100倍くらいこわかったと思う。27年生きていて、なんとなく「こういう時もあるんだ・・」と思ったんだろうか。主治医が、30歳くらいになると落ち着くよ・・と、よく言われるけど、経験を重ねて「こういう時もあるんだ・・」が増えるからかな。いつもより夕飯が早く済んで、さてお風呂はどうする?ってことになり、夫は、一日くらい入らなくても・・と言う。私は入りたい。今日行った親戚の家で、お風呂を貸してくれると言っていたけど叔母は腰をケガしたばかりだったので大勢で押し掛けるのは申し訳ない。だったら、以前お風呂の工事をしていた時に行っていた市営の大浴場へ行こうか!ということで、急いで支度をして出かけてみた。しかし、みんな考えることは同じだよね~(-_-;)激混み~~(>_<)諦めて帰ろうとしたら、下の娘からLINEが来て、朝、聞いた時には停電してたのが、今電気点いた~って\(^o^)/そしたら、娘のところでお風呂借りよう^^夫と息子は、夫の実家へ借りに行くことになった。その頃、コーラスの友達や知り合いの家はどんどん復旧していたけどなかなかうちは通電しなくて焦る・・広報などで、復旧までに数日かかると言っていたし、たぶん今日中には無理だろうなと、期待しないことにする。お風呂を出て、娘といろいろ話しながら、夫が戻ってくるのを待っていた。久々にゆっくり話せてよかった。すると、おじいちゃんから電話。「電気 点いたぞ!」やったー!\(^o^)/慌ててドラッグストアに寄って、牛乳とか必要な物を買って帰る。とはいっても、パンやカップ麺の棚はスカスカ。帰り道、まだ通電してない真っ暗な地区も多くて、信号機にも気をつけながら帰宅。明るい我が家。。嬉しかった。たった一日でもこんなに不便な思いをするんだから、大震災でライフラインが途絶える生活を何日もしなくてはならなかった方達の気持ちって、こんなもんじゃないよね・・おじいちゃんは、台風の翌日、停電してるとわかった時、「テレビくらい見れんでもいいわ」なんて言ってたけど、電気はテレビだけじゃないよ~(笑)自分がその立場になってみないとわからないこと、いろいろ勉強にもなったし、同じ障害のある子を持つ方から心配のメールをいただいたりして、ああ、気にかけてくれてるんだ・・と、すごくありがたく、何度も泣いた(゚ーÅ)なのに施設の職員さん・・真っ先に利用者さんの心配をするかと思ったら、「うちも停電してるんですよ。まいったまいった!」とか、「うちは水道も出ないです。マジで困ってます」とか、自分が困ったアピールばっかりで、なんか、あれ~?って感じ(;^_^Aなんとか1日で復旧した我が家だけど、その後もまだ停電と断水が続いている地域もあるし、倒壊や破損などの被害、信号機が消えた交差点での事故・・流通の不具合や、冷凍庫が使えず商品が入荷しないスーパーやコンビニでは品薄が続いていたり。大きな災害だなと実感してます。息子、電気が点けば平気だろうと思っていたら、ふとした時に、「けしゅ(電気は点くか?」「たっきゅうびん(魔女宅は見れるか)」と、不安そうに何度も聞いてくる。大丈夫だよ、もう見れるよ(^-^)そのたびに何度も伝える。今朝、通所施設に送って行った時、女性の職員さんが対応してくださって、「台風大変でしたね。停電どうでした?」という会話(もう最近は誰とでもこれが挨拶がわり)をしてたら、息子が急に「けしゅ」「たっきゅうびん」と言うもんだから、私は鳥肌が立つくらいビックリした(@_@;)『台風』や『停電』というワードがあの真っ暗な生活に結びついているんだ!経験値が上がったことは間違いないけどとてもこわい経験だったね・・でも、生きていると「こういう時もある・・」よね。こんな不安な中でも、息子はよく頑張ったと思う。でもやっぱり、大きな災害の時の対応はきっととても難しいだろうと感じた。なので、できるだけ多くのことを想定して備えておかねば。。長くなってごめんなさい。記録として残しておきます(^^ゞ**************鉢植えのバラは、ガレージに避難させておいたのでほとんど無傷で済みました^^美しい秋のバラをお披露目します~( ´艸`)