キレにくい子を育てる【10m10d】
10日、NHKのクローズアップ現代で『脳科学で防ぐ“キレる子”』というテーマを取り上げていました。 ユナちんはまだ0歳児だけど、やはり気になるテーマ。 グズる娘をあやしながら最後まで見ました。 感情に関する脳の重要部分は、扁桃体と前頭前野。 感情を育てるのは脳の中央に位置する扁桃体、それを制御するのは前の方にある前頭前野で、この二つがバランスよく育つ事が必要だそうです。 そして近年、どのような刺激でこの部位が成長するかが分かってきたそうな。 感情を育てる扁桃体に関しては、サルの実験が行われていました。 色々な人の色々な表情の写真を見せて、脳波を調べ、どの表情で反応するかを調査すると…。 怒った顔より笑顔の写真の方に強く反応していました。 そして他人の笑顔より、飼育者の写真に大きく反応していました。 これにより、近しい人との良い関係が情緒の発達に良い影響を与えるということが実証されました。 また、前頭前野に関しては、小学生の男の子にオセロゲームをパソコン相手と友達相手でやる時の脳波で調べていました。 パソコンでゲームする時は、感情を制御する部位は働いていませんでしたが、友達相手ではかなり刺激を受けていました。 同じゲームでも使う脳の部分が違うのには驚きました。 人間の脳というのは、一つの結論を導き出すでも、色々な情報をまとめる作業を裏で行っているので、情報量が多いほうが活性化されるみたいです。 友達とゲームをすると、相手の表情や会話などで多くの情報に接するから脳の状態に違いが見られたようです。 結果、キレない子を育てるには“良いコミュニケーションが不可欠”って事でした。 栃木県の幼稚園で実施されている“じゃれつき遊び”がとても情緒の発達に有効と見られているそうです。 これは毎朝30分、親と先生を交えて上へ下への大騒ぎの遊びをするもの。 この触れ合いが扁桃体を十分に刺激し、加えて30分経って「終わり!」の合図で後片付けをすることで前頭前野も成長させるという、とても理にかなったもの。 家ではドタバタ遊びをするのは難しいけど、遊ばせる時は遊ばせ、片付けもきちんとさせるという緩急付けたやり方で脳を成長させることができるように感じました。 今はユナちんにはそれは無理なので、顔が合った時にニコって笑ってあげるようにしています。 私も旦那に「すぐキレる…」と言われますが、幼少期に良いコミュニケーションが少なかったのだろうか…。 先日、唐沢利明さんが奥さんについて聞かれ「女子はすぐキレるから…」と言っていました。 それには異存は無いですが“男子が女子をキレさせる言動をとるんじゃない”というのが私の主張。 でも、「山口智子さんもキレるんだ~」と思うとちょっと近親感です…