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やっと仕事が落ち着いてきました。
日経で、個人投資家の動向をまとめたものがのっていました。 「小口化」という傾向はあまり実感はありませんが(もともとそうなのでは?)、大型へのシフト、外株の投信やFXなどが人気という箇所は実感として同意できます。 ===引用=== 株式分布調査から(上)個人株主――分散化・小口化進む。2007/06/21, 日本経済新聞 朝刊, 15ページ, 有, 1219文字 東京証券取引所などがまとめた二〇〇六年度の株式分布状況調査では、個人株主数が三千九百二十八万人(延べ人数)と十一年連続で過去最高となった。個人の持ち株比率が単元株ベースでは増加する一方で、時価総額ベースでは減少。個人投資家が低位の株式を中心に分散化、小口化を進めていることが表れた格好だ。 一年間での個人投資家の増加数は百二十万人と〇五年度の二百六十八万人に比べると増加幅は縮小した。その一つの要因は新興市場の伸びの鈍化だ。新興市場はライブドアなど会計関連の不祥事やネット関連企業の業績不振などで株価が低迷。東証第二部やマザーズ、大証ヘラクレスなど新興市場(ジャスダックを除く)の個人株主増加数は十九万人と、過去二年続いた七十四万人に比べて大きく落ち込んだ。 一方で第一部市場の増加数は、前年度に比べ減少したが百一万人増となった。けん引役は株式分割や投資単位を引き下げた銘柄だ。〇六年六月に一株を二株に分割したホンダ。七十万円以上必要だった投資資金が半分になったことで、三月末の個人株主数は十七万五千五百九十人と十二万人以上増加した。 投資単位の引き下げでも八月に千株から百株に見直したコマツは投資資金が二十万―三十万円まで下がったことで個人株主数が七万人増加。同様に住友商事やブリヂストン、ミレアホールディングスなどもくくり直しで株主数が一万―五万人増えた。個人投資家の物色対象が新興企業から投資しやすくなった大企業に移ってきている。 資産を株式で運用する個人は確実に増えているが、それぞれの投資は小口化している様子もうかがえる。単元株ベースでの個人の保有比率は二四・四%と前年度比で〇・七ポイント上昇(〇五年度は大幅株式分割をしたライブドアを除く)したが、時価総額ベースでの比率は一八・一%と一ポイント低下した。 投資の小口化は個別銘柄にも表れている。任天堂の携帯型ゲーム機や次世代ゲーム機向けに部品を製造しているミツミ電機。任天堂の好調を追い風に業績が急拡大、株価は一年間で二・六倍に上昇したが、三月末の個人持ち株比率は一七・二%と八ポイント減少した。 同じく株価が七割上昇した川崎汽船は一四ポイント減、四割上昇したいすゞ自動車は八ポイント減少した。個人投資家は株価がある程度上昇すると売却して利益を確定、再投資する場合は株価水準の低い銘柄を購入していることがうかがえる。 個人の購入が増えている投資信託の保有比率は四・七%(時価総額ベース)と二年連続で過去最高となった。ただ投資信託協会の三月末の統計では運用する株式時価総額のうち外国株が一年前に比べ七九%増となっているのに対し、国内株はほぼ横ばいにとどまった。投信の設定も外国株や外国債券を組み込んだものの方が増えている。外国為替証拠金取引など金融商品も幅広くなっており、個人の「貯蓄から投資へ」の流れが加速する一方で、投資対象のすそ野が拡大しているともいえそうだ。(堤正治) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年06月21日 20時30分59秒
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