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2006年12月09日
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カテゴリ:vissel kobeな日々。
天皇杯を入れれば公式戦51戦目。
長い、長いシーズンの終わりは神戸サポーターの心、神戸の歴史に残る試合になり
昇格という唯一無二の結果を収める事となった。

第二戦も第一戦同様、難しい試合となる。
チームコンセプトが同じくしているチーム同士であり、決定力に問題がある点も同様。
得てして1点を巡りしっかりとした守備をベースにこう着状態が続いた。

しかし、先制点を獲ったのは神戸。
カンジョ選手からのボールからアツ選手、福岡ホベルチがクリアしたところを近藤選手がダイレクトボレー。
福岡GK水谷は反応したものの、サポーターの気持ちを乗せた強いボールはゴールマウスの内側に吸い寄せられるように入っていった。

神戸先制0-1。

待望のアウェイゴールが奪えたものの、残りは30分プラスロスタイム。
通常なら守りを固めるのがセオリー。
ましてやアウェイゴールというルールが『いく』か『引く』かゲームプランを難しいものとさせた

一方、福岡はもはや大きくリスクを犯しても攻めしかない。

前半早々にイエローカードを提示された神戸右サイドはどうしても対応が遅れてしまう。
ただでさえ後ろに、そして自陣のゴール前意識がいきがちな神戸の心理状態に加えて
捨て身の福岡。

残りの30分プラスロスタイム(4分)はそれまでの膠着した状態から一転、
自虐的に表現するならばスペクタブルな展開になった。

そこには戦術やシステムやチームセプトといったものを超えた
文字通りの鎬を削った魂のぶつかり合いになった。

かくして神戸が福岡の攻撃をしのぎきった。

トータルアグリー1-1、アウェイゴール規定により神戸がプレーオフの勝者となった。

戦績は2分け。
実力は伯仲。
1stRegでは神戸ペースで進んだものの、2ndRegは福岡ペース。

規定により入れ替え戦を勝ち残ったものの、
(規定により)判定勝ちの結果は両チームのサポーターの天国と地獄を分かつ結果になった。

J1昇格。

傷だらけでボロボロなチーム状態だった。
格好のいいフットボールできる状況ではなかった神戸が最後に笑った。









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最終更新日  2006年12月12日 12時29分22秒
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