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2006年12月21日
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カテゴリ:vissel kobeな日々。
神戸は今期から発掘・育成型クラブを指向し、
改革元年として今年はユースから4名を含む多くの新人を獲得しU-21というカテゴリーを新設する一方でトップチームでも多くの選手が入れ替わった。

監督もスチュワート・バクスター、ペドロコーチという外国籍コーチ招聘し
コーチングスタッフも刷新、全く新しくチーム作りを始めた。

チーム作りは改革元年ということであくまでJ1で通用するチームを作る基礎設計を作る方針を打ち出し、同時に特定の個人に依存しない組織を作ることを指向した。

大胆に若い選手を登用し、Jリーグでは甲府でしか採用していない4-3-3システムを採用した

4-3-3はピッチを大きく使い、攻守に柔軟性をもった攻撃的なシステムである。
時に4-2-3-1になり時に4-4-2になり時に4-1-4-1になる。

但し、ピッチを大きく使う分、選手間のスペースは大きくなる。
選手の連動性が要求されパス精度、動きの質も高いものを要求される。

その為戦術理解には多くの時間がかかり規律がチームに宿るには少し時間を費やした。
J2リーグ第1クールでは取りこぼしが多いチームも第二クールには無類の強さを誇り、
第3クールには首位に立った。

しかし、第4クールにはバクスター退団、ホルヴィの離脱、トーメ・キムテヨンの負傷に
累積警告による出場停止が重なってチームのパフォーマンスは落ちていった。

チームは46節札幌戦を最後に、入れ替え戦を含めて8戦勝ちなしという状態になった。

第4クールの失速を考えると昇格は正に奇跡的といえる。

J2リーグを勝つだけのチーム作りというのはある程度の条件をそろえばできるが、
神戸というチームはそれをよしとせず、オンリーワンのチーム作りをした為
取りこぼした勝ち点も多かった。
低調なジャッジメントの盲点を突いたような相手チームのチーティングで奪われた得点勝ち点も多かった。
また、審判に低調なジャッジメントそのもので盗まれるような勝ち点も多かった。

それでも、神戸は一年スタイルを貫き通すことで築き上げたものは大きい。

攻守に規律がある組織。
特にバクスター前監督が5年は大丈夫と太鼓判を押すDF陣。
そして、若い選手には経験。


苦しみぬいたからこそ手にした財産は
来期バクスターの薫陶を受けた松田監督の下で引き継がれる。





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最終更新日  2006年12月21日 18時13分57秒
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