テーマ:ヴィッセル神戸(4962)
カテゴリ:vissel kobeな日々。
2006シーズン、ヴィッセル神戸は個人の能力に依存しない組織を構築し、
攻守共々規律のあるパフォーマンスを発揮した。 手元に資料がないが、 特にシュート数に表れるように攻撃面でよりそのパフォーマンスの証左が残っていると思われる 守備面でもトップチームでスタメン、サブと分けることなくトレーニングをしたことで 多少のアクシデントにもバックアップメンバーが埋め合わせる充実した戦力を手に入れた。 出場停止、ケガなどでDFラインがほぼ総入れ替えをした仙台戦でさえ、 2失点という苦い経験は残ったものの、失点の原因はDFそのものよりも他にあった。 大黒柱アツ選手の欠場があった入れ替え戦においてもチームの規律は失われることはなかった。 それでも、アツ選手は代えの聞かないスペシャルな選手であることはもはや疑うべくもない。 チーム得点王であることもそうであるが、 身をもってキャプテンシーを発揮し若いチームを鼓舞し続けた。 誰もが認める2006年MVPである。 ただ、他の選手ももちろん各々昇格に貢献したと思うのだが、 個人的にはMVPといっても差し支えない活躍をしていると思っているのが荻選手だ。 序盤こそ経験の少なさが垣間見えるプレーがあったが、 大胆な飛び出しと正確なフィードを武器に試合を増すごとに安定感を増していった。 最終節仙台戦のようなミスもあったがそれをあまりあるビッグセーブを連発し彼の活躍で勝ち点を拾った試合も数え切れない程だ。 入団以来、線の細さがあだとなってかキーパーの序列で後ろになり 練習終了後も必死になり練習している姿が散見された。 ひょっとしたら入団以降もキーパーの補強が相次ぎ常に評価は高いとはいえなかった。 そんな彼の努力が今年実り、改めて自分の見る目がなかったと反省し、 荻選手の底力を見せ付けられた気分だ。 今期J2リーグ全体でもいいキーパーはたくさんいたが、 荻選手はそれらキーパーにも勝るとも劣らないと思う。 各種媒体の評価が低いのは残念に思う。 河本選手も今年成長した選手の一人。 エモ選手と並んだ中央の守備は高さにおいては無類の強さを誇った。 またヘディングの技術の高さが得点力に結びつき、多く記憶に残るゴールに結びついた。 フィードで攻撃の起点にもなり、読みも冴え渡った。 ルーキーイヤーではリベロでの起用だったが、 やはり彼は4バックでセンターバックで起用する方が能力を発揮するのかと再認識した。 不動の彼もまた24節まで先発がなかった。 ユースから上がってきた柳川選手に後塵を拝する形になり心中は想像を絶する。 この間に他クラブからのオファーもあったようだ。 しかし、バクスター前監督は彼に大きな期待を持っていた。 しかし、24節以降大活躍をし終盤戦出場停止の時などは彼の不在が悔やまれた。 来年は代表召集が多くなりそうだが、ぜひ世界に羽ばたいていって欲しい。 柳川選手にはルーキーとしては相当にきつい一年だったと思う。 開幕戦いきなりの先発から、代表召集とクラブの日程で精神的に休まる期間がなかったように思う また、終盤戦の横浜FC戦などは徹底的に追い込まれ、ミスをする場面もあった。 しかしながら、全体を通してみれば十分に貴重な戦力として機能した。 ヴィタミンクラブ参画している一人として個人的にはこんなにうれしいことはない。 彼もまた来年も代表にクラブに忙しい毎日になりそうだが是非がんばってほしい。 まだ書ききれないのですがだいぶ疲れたので明日続きを書きます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年12月22日 16時00分39秒
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