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2007年08月16日
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カテゴリ:vissel kobeな日々。
スポニチ大阪

Vアシスト&J1「50」点目 ◆

 <神戸3-1大宮>代表戦線異状あり、だ。神戸FW大久保嘉人(25)が“御前マッチ”でA代表復帰へ強烈デモに打って出た。アウェーの大宮戦でJ1通算50得点となるダメ押しPKと1アシストの大暴れ。観戦に訪れたイビチャ・オシム監督(66)に好調ぶりを見せつけた。鹿島へ復帰したMF小笠原満男(28)が2得点、磐田FW前田遼一(25)もゴールを奪うなど、アジア杯で招集されなかった勢力が今、だれよりも熱い。


◆ 思い乗せた志願PK ◆

 大久保嘉の熱き思いが伝わってきた。後半42分、相手のタックルを受け左足からスパイクがスルリ。反則を取ってもらえず、スパイクをピッチにたたきつける1人芝居をしていたその時だ。

 エリア内で田中が倒されてPKの笛が鳴った。すると、今までのイラ立ちはどこへやら。慌てて靴を拾うと、PKスポットへ猛ダッシュ。蹴る気満々のボッティを押しのけボールをセットすると、あっさりと右スミへと決めてみせた。

 「ボッチが蹴りたそうにしてたけど、蹴りたかったからね」。ちゃめっけたっぷりに振り返ったPK弾はJ1通算50点目のメモリアルだった。

 だが、記念ゴールのためにキッカーを強奪したわけではない。思いはただひとつ、代表への返り咲き。そのためにオシム監督へとアピールすることだけだった。

 今季は左MFへとポジションを変えて開幕から好調をキープしてきた。しかし決めても決めてもお声がかからない。「ずっと選ばれたいと思っている」と日の丸への思いは募るばかりだったが、いつも片思いに終わってきた。それでも気を取り直し、11日磐田戦(ホムスタ)でも1ゴール。老将も重い腰を上げて、ようやくこの日、今季2度目の御前試合が実現したのだ。

 ミナト神戸のストライカーがそれを意識しないはずがない。動き自体にキレは欠いたが、PKの前に決勝ゴールもアシストしている。「最後に点も取れたんで」と満足感を漂わせた。代表では19試合に出場し、いまだ無得点。表向きは平静さを装うが、本音は違う。「早く代表で点を取りたい」と周囲に漏らすこともあった。だからこそこの日、珍しく我を通してまでPKを蹴ることにこだわった。

 試合後のオシム監督は「アシストは認めますが、PKは認めません」と話した。大久保嘉には厳しい言葉ながら、そこは一筋縄でいかないオシム語録。本音は計り知れない。22日のカメルーン戦まで残り1試合。最後の一押しで、当確ランプをともす。


ウチの家族は言いました。
オシムはツンデレだからなぁ・・・。

なるほど。

でも、山瀬や我らがヨシトは気がきでならないだろうなぁ。
あいかわらず、食えない御仁だ。





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最終更新日  2007年08月16日 08時11分57秒
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