今日は朝から良い天気。
もうすぐ梅雨がやってくるし、梅雨明けだと暑くて外を歩くことなどできなくなるから「今のうちに」と出かけたのが千葉県は銚子市。

銚子の街から犬吠崎近くの外川駅まで6.4キロの距離を結ぶ銚子電鉄に沿って歩くことにしたのだよ。

まずは腹ごしらえにと、魚市場付近の食事処で海鮮づけ丼などを食べるが、ご飯の上に載っている海鮮の量の多いこと。食べているうちに海鮮が足りなくなるというのはよくあるが、ご飯が足りなくなるというのはなかなかないぞ。もう3年分ぐらいの海鮮を食べた感じだわ。

さて、12時30分出発。
途中で電車がゴトゴトやってきたよ。



最高速度は40キロだって。



西海鹿島駅。
こういう電車の駅は風情があっていいんだよ。

ここからは線路を外れて歩くのだけど、



太平洋がダイナミックに登場するんだ。



ここでしばし休憩。
ずっと向こうに見えるのが、



犬吠崎灯台。
台風が来るとよくその名前が出るね、犬吠崎は。
初日の出は根室の納沙布岬がクローズアップされるけれど、実はこの犬吠崎が最も早い日の出を見ることができるところなのだとさ。



浜辺には



ハマヒルガオがいっぱい咲いていたよ。



犬吠駅。
こんな畑のど真ん中に、ギリシャの建物のような駅が建っているんだよ。これにはびっくりだ。

終点外川駅はこの犬吠から間もなくでした。
外川駅到着は2時40分ごろ。今回は途中で結構休憩したのでこんな時間に。



これまた味わいのある駅でね、



運賃表も



改札口もまるで骨董品。

しかしだね、
この銚子電鉄は経営が厳しくて、



こうして銚子名物の「ぬれせんべい」を売って、その売り上げ金を運営に当てているのだが、それでも厳しかったのさ。

しかし、最近





ハドソンの「桃太郎電鉄」というゲームソフトとタイアップしたらしく、少しは活気を帯びてきたらしい。これはいいスポンサーを見つけました。せんべい売っているよりずっといいよ。

ちなみにその「ぬれせんべい」。
文字通りお醤油が乾いていない、パリパリしていないおせんべいなのだけれど、私はその食感があまり好きではないの。でも、そんな人には「ぬれてない」というのもあるのでご安心を。

外川駅で切符を買ったら、



今どき珍しい硬券でした。懐かしい。

さて、銚子には「ヒゲタ」と「ヤマサ」の二つの醤油工場があります。
銚子電鉄のホームでは密かに両会社のバトルが繰広げられていたのでした。





ホームにこれらが並んでいる姿はかなり笑えます。

6.4キロを外れて歩いていたので、今日は8キロくらい歩いたのだろうけど、海で遊んでいたりしたので、ぷらぷら散歩していたらいつの間にか終わっちゃった感じ。

以上、江ノ電に続き銚子電鉄全線走破の旅でした。