先日、千葉県銚子市の銚子電鉄に沿って歩いたのだけれど、我々は終点の外川駅の一歩手前でスーパーを発見しちゃった。それまではただの散歩人を装っていたのだが、急遽その仮面を脱ぎ捨て調査隊に早変わりだ。

住宅街にポツンとあるそれは、
ロケーションといい規模といい、申し分なし。駐車場はほんの少ししかないので、歩いていくことのできる近所の人だけが利用するスーパーだからね。

さすがは銚子。
お魚コーナーは思わず歓声を上げてしまうほど安いんだよ。
イワシなんてのは小ぶりだけどパックにごっちょり入って180円。減ってきている魚なので最近あまり見かけなくなったし、あっても「アンタ何様のつもりなんだい」というようなお高くとまった値段になってしまっているのでこれは羨ましい限りだわ。

ここはそんな魚の街。
前回那珂湊編で見かけた大瓶の酢はあるかなと思ったら、ちゃんとありましたね。ミツカン酢の900ミリリットル瓶が。やはりお魚が安く大量に手に入るので酢は必需品なんだな。

さて、お醤油コーナーでは驚くべき光景が。
銚子にはヒゲタ醤油とヤマサ醤油の工場があるのだけど、



全国でもナンバーワンのシェアを誇るキッコーマンが醤油売り場で隅に追いやられていたのだよ。

私が今まで利用してきたスーパーでは、まずキッコーマンが中心に置かれていたのだけれど、さすがは銚子。まずはヤマサが一番に目に付くところに置かれています。種類も多いし。そして普段私の周りではなかなかお目にかかることのできないヒゲタ醤油も参戦してキッコーマンよりも上座にいるではありませんか。

ヤマサに負けた。
ヒゲタに負けた。

さすがのキッコーマンも、世界に進出しているキッコーマンも、
銚子ではその地位が低いようです。

ちなみに、銚子の海鮮のお店ではヤマサとヒゲタの醤油の両方が置かれていることがあります。これはきっと営業マンが来て「うちのを使ってくださいよ」とロゴの入った醤油差しを置いていくんだろうな。

味は、ヒゲタの方がキリッと辛目のシャープなお味のお醤油です。「これぞ醤油」というどっしりした味だと私は思ったなぁ。でも時代は減塩なのであまり流行らないのかな。
それに比べるとヤマサはまろやか。

二つを同時に比べることができるというのは、なかなか良い宣伝になりそうです。

でも、醤油差しを間違えて中身を入れちゃったり、醤油差しが違うのに中身が「実はキッコーマンだった」なんてことがあったらシャレになりませんなぁ。

スーパーの話に戻りますが、他の商品に関しては首都圏ということもあって特筆すべきものはありませんでした。大家族もあまりないようで、酢以外は特に大きいサイズがあるというわけでもなし。

さぁ、我らスーパー調査隊。
次はあなたの街へ行くよ！！