これ



とうきび。



以前にも書いたことがあるけれど、まどろっこしくて「とうもろこし」なんて言えないんだよ、私ゃ道産子だからね

おまけに「とうもろこし」なんていっちゃうと、
何だかスカした食べ物みたいでいやだしなぁ。

さて、そのとうきび。
今日はスーパーにいっぱい積まれていたので、今季初のとうきびスープを作ることに。

まずは玉ねぎをバターで炒めてブイヨンで煮込んでいる間に包丁で、
み、み、耳･･･じゃなくて実をそぎ落とす。



これを一気に加えるとスープがものすごく甘くなるんだよ。とうきびの甘さは本当にすごいね。缶詰のだとお砂糖が加えられているので本当の甘さはわかりにくいが、生とうきびの甘さは本物なのだ。

さて、とうきびを加えてからまた少し煮たところでミキサーにかけて、そしてあのお方を呼ぼうではありませんか。

ムーランさん、出番ですよ。



「グリーンピースのスープ」の回では、普段は寡黙なお前の実力を全世界に見せつけてやることができましたな。お前のことを欲しいという人まで現れたのだぞ。

さ、今回も十分に力を発揮してその実力を自慢するがいい。

スープを入れてくるくる。
あー、くるくる



しかしお前は仕事が早いね。



あっという間にやさしい黄色のとうきびスープの出来上がりだよ。ものすごく甘いので、塩をちょっとだけきかせると、その甘さが引き締まってより美味しくなるんだ。

***

昨日コメント欄で、ひょんなことから「ロールケーキ一本食い」の話が浮上したのだが、是非そこを知りたいというリクエストがあり、急遽設けたこのコーナー。

北海道の「空知」



と呼ばれる地域に友人が住んでいるのだが（厳密には空知の南です）、おいしいもの好きの彼女は南空知のうまいものをそれはよく把握しており、遊びに行くたび私はよくその恩恵を受けておりました。

昨年九月に帰省した際もあちこち連れて行ってくれたのですが、そこで出会ってしまった驚愕のロールケーキ。私は今でもたびたびあのロールケーキのことを思い出します。

なんと、注文してからロールケーキを巻いてくれるのです。
その場で食べるできたてのふわふわのロールケーキのうまいこと。

しかし何よりも素晴しいのは、全人類に共通する

「一度でいいからロールケーキを一本食いしてみたい」

という密かな願望を満たしてくれるところにあるのです。

小ぶりながらも一本丸々かぶりつくことのできるロールケーキ。
かぶりつくとクリームがはみだすロールケーキ。
はみだしたクリームをなめながら一心不乱にかぶりつくロールケーキ。

素晴しいの一言につきます。

その素晴しいお店の名は



なんともチャーミング。
「メサイア」を作曲したヘンデルさんも天国で「うぷぷ」と笑っているに違いありません。お店のＨＰがありましたので、こちらからどうぞ。

昨年の空知おいしいものツアー。



風に吹かれて木蔭で飲んだコーヒーのうまかったこと。

食べる物がおいしかったのはもちろんなのだが、東京の九月の厳しい残暑を逃れてきた開放感とが相まって、忘れ得ぬ一日となったのでした。

(　￣￢￣　)　ぶひぃさん、ありがとう！！

あー、北海道に帰りたくなっちゃった。