もう10日も前の話になっちゃったけど、
おギボさん（義母）が上京した際に夫も休みを取ってを東京中引き回しツアーを決行。

引き回す前にリクエストを取ったところ、
30年近く前に訪れた目白の椿山荘（ちんざんそう）のお庭が見たいという。

椿山荘は由緒ある結婚式場で、
フォーシーズンズホテル椿山荘東京



という素敵なホテルも併設されています。
外観からはあまり想像できないけれど、内装がクラシックで素敵なこと。
コンセプトは私が思うに「西洋人が憧れる東洋の世界」なのではなかろうかね。

しかしですね、ここのお庭は私も初めてだったのだけれど、
山手線の円内にこんな広大なお庭が、三重の塔があるお庭なんて、



しかも、樹齢500年という樹まであるなんて、驚きましたね。いかに歴史があるかがわかります。



ここは京都ですかと見紛うようなお庭には外国からのお客さんも喜ぶでしょう。たくさんの方々が散策していました。



せっかくの機会なのでお庭だけじゃもったいない。
夫を清水の舞台から突き落としてランチも堪能しましたのよ。
おホホ。

***

さて、引き回しツアーで次に寄ったのは3月にオープンした「東京ミッドタウン」。



ショップやレストラン、ホテル、美術館、オフィス、マンションなどの複合施設なのだが、私達は全く興味がなくて、以前もすぐ横を通ったのに一歩も立ち寄らずに去ってしまったそこにスーパーを発見。

ああ、
ヨメを演じていたのに気がついたときにはもうスーパー調査隊に変身してしまった後じゃないか。夫はというと、さっきまで息子だったのにこれもまた調査隊員になっちゃってる。

そのミッドタウン内のスーパーは、大手チェーン店なのだけれど、名前を変えて高級路線でいっている24時間営業のスーパー。

さて、まずは野菜売り場から攻めるが、
その値段の高さに驚いたね。

葛飾区は小松菜がよく採れところで、
「葛飾元気野菜」という名で束ねられているものが、私が普段よく利用するスーパーでは平均198円なのだけれど、なんとそこでは全く同じものが398円。

きのこ類はどれも60円増し。

場所代が高いのか。

しかし、生のホワイトアスパラガスがあるあたり、やはり口の肥えた人々の集まる街のスーパーという感じ。

とにかく、ポン酢でも醤油でも麺類でも何でもかんでも、
日本各地のものがそれは豊富に取り揃えられており、スーパーそのものが

「全国うまいもの物産展」

状態になってる。

わざわざお取り寄せしなくとも、そこへ行けばすべてが手に入るというわけなのさ。

以前に目黒のスーパーで豊富な品揃えのバターに驚いたのだけれど、それを上回っておりました。帝国ホテルの瓶入り発酵バターなんて初めて見たし、「富士」だの「蒜山」という名前のついた高原バターもいっぱいあったね。

お醤油は目黒のスーパーでは有機醤油が目立っていたけれど、今回は日本各地の見たこともないお醤油がたくさん。そしてどれも小さめの瓶がほとんど

酢も同じく各地の名産が所狭しと並んでおり、瓶も小さめのもの。
ミツカン酢はとりあえず置いてあったけれど、穀物酢一種類のみ。意外に飲料用の酢の種類が多かったね。

お惣菜やお弁当が豊富なのにも気がつきました。

きっと、
この近辺に住む人々は単身者か、ファミリーでも夫婦2人といったところなのでしょうね。

こだわりのある各地のおいしいものを食べ、
忙しい時はお惣菜やお弁当で済ませ、でもせめて酢を飲んで健康に気遣う。

お休みの日には、
「この間あのレストランで食べた料理がおいしかったから作ってみよう」なんて、ワインを飲みながらホワイトアスパラガスなどを調理するライフスタイルなのかもしれません。

う～ん、
スーパーは何も語らないけれど雄弁です。

とにかくスーパーなんだよ。
スーパーさえ見ればすべてがわかるんだ。