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これまた時代は液体が主流となっている家庭用殺虫剤。
しかし、 これもまた私は昔ながらの固形を愛しております。 蚊取り線香。 日本の夏の代名詞ともなっている蚊取り線香。 子供頃からおなじみのこの香りをかぐと、まるで走馬灯のように暑い夏の夜や花火、西瓜、イトコ達と集まって遊んだことなどが思い出されるのです。 蚊の出没する夏にはなくてはならない実用品でありながら、私にとっては郷愁を誘う道具でもあるのがこの渦巻きのお線香。その香りと畳の香りがブレンドされると一層その想いを強くする夏の香りが蚊取り線香。 とにかく私はこの香りが好きで、今の季節にはもうもうとこれを焚くのが好きなのですが、自称キョジャッキー(虚弱)の我が夫は喘息持ちということもあり、これを焚きながら寝たりするとあまり調子がよくないらしいのです。 ですから、 普段は寝るまでに部屋をいぶしておくのですが、最盛期ともなると夜中に網戸の隙間をかいくぐって攻撃をしかけてくる蚊との戦いの日々が続き、寝不足になることもしばしば。 しかしですね、 並んで寝ていてるのにいつも攻撃にあうのは私の方。 夫には攻撃を仕掛けてこないのに、私の方といえばもう蚊柱。 何故なのでしょう。 彼等はO型よりもB型の血を好むのでしょうか。 それとも、体温が高い人間を選んでいるのでしょうか。 いずれにしろ、 私が10箇所刺されたとしたら夫は1箇所の割合。 ハテ、 夫にも優しい家庭用殺虫剤はないものか、と昨年初めて導入したのが、現在主流の電気仕掛けの液体殺虫剤。 しかし、 それは私には優しくありませんでした。 それを点けると妙な感覚を覚えたのですが、言葉にどうやって表したらよいのかわからないような本当に微妙な感覚でした。 しかしその後友人に会った際に聞いた話で合点がいきました。 彼女はその液体殺虫剤を使うと舌がしびれるそうな。 そうなのです。 私が覚えた妙な感覚とは、舌の付け根が変だったということだったのです。 なるほど、 個人差はあるでしょうが友人にも私にも合わなかったということです。 というわけで、 せっかく買った液体殺虫剤ですが、3回使用した後にもう2度とその箱を開けることはなく、また渦巻きの蚊取り線香へと回帰することとなったのでした。 普段は控えめに使用している蚊取り線香ですが、 先日夫が出張で不在だった折には一晩中焚き続けて人間スモークとなってしまいましたが、それでも私は満足でした。 目覚めるとそこには、煙で燻された朝に残るあの苦いようなシブいような懐かしい香りが残っているのがまた郷愁を誘うのです。 私はそれほどまでに蚊取り線香が好きなのです。 私が死んだら普通のお線香の代わりに蚊取り線香を焚いて欲しいくらいなのです。 その時は、どうか私のために蚊取り線香を一巻供えてやって下さい。 *** 今日もぐんぐん気温が上がってきました。 いよいよ本格的にあの暑さがやってくると思うと、ついつい身構えてしまう自分がいます。 私にとって東京の夏とは、 緊張の夏なのです。 本日の葛飾区の最高気温 30℃ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.06.27 23:19:06
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