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昨日の話の続きになりますが、
お昼に空港から無料の送迎バスが出ている、とあるホテルのランチバイキングに行ってきました。 そのホテルは、 最上階にあるレストランからは離陸したばかりの、或いは着陸寸前の飛行機がよく見えるという飛行機好きにはもうたまらない素晴しい立地条件なのです。 しかも、 ランチバイキングということで、食べている限りは長居をしても心苦しくならないという安心感まで得られるところがまた素敵なのです。 お値段は一人1,800円。 料理は和洋折衷のビュッフェ。 首都圏の国際空港脇のホテルではありますが、お料理はイナカのホテルのバイキングという感じで特においしいものが並んでいるわけではありません。 しかし、 先に述べたように時間をかけて食事ができるし、いろいろなお料理を食べることができるというのはやはり楽しいものです。 さて、 好きなものを好きなだけ食べることのできるビュッフェですが、無計画に事を進めると途中でギブアップしてしまうこともあり、自分自身残念であると共に、見た目にも美しくありません。 いかに効率よく且つ美しく攻めていくかが問われる、それがビュッフェなのです。 まず最初にしなければならないことはお皿の選択。 お皿、 それは真っ白なキャンバス。 それに各自自由な絵を描いていくのがビュッフェの醍醐味。 お子様ランチで使用するような仕切りのついたお皿も積まれておりますが、それは便利なものの樹脂製が大半で味気ない。おまけに高校の頃の寮のごはんを連想させるのでこれは私にはNGだ。 器もごちそうのうち。 やはりどっしりと持ち重りのする陶器のお皿がいいですな。 さて、 一番最初は結婚前のデートのようなもの。 いきなり結婚してはリスクが高い。 要するに、 最初からおいしそうだと大盛りにしても口に合わないことがありますからな。さんざん取ったあとで「やっぱりダメ」と残すなんて言語道断だ。 まずはデートで相手のことをよく知らねばいけないのです。 前菜としてのお料理が並べられている中から少しずつお皿に盛り付けていくのだが、味見も兼ねているので本当に少量。 そうだなぁ、 スペイン料理のおつまみ「タパス」や、 イタリア料理なんかの「前菜盛り合わせ5種」のような感じでちょこちょこっとおいしそうに美しく。 前菜は和洋折衷のプレートにしてもいいが、 私は和と洋に分けて2回行きます。何度取りに行ってもいいのがビュッフェなんだからね。 最初においしそうな煮物が登場しても決してそのまま大皿に載せてはいけません。 汁があるものは他の食べ物に混ざってしまって味を大なしにする上、見た目もよろしくない。 ここは一旦身を引いて、後であらためてそれに相応しい器を探し出してそれに盛り付けましょう。探せばどこかに必ず縁の立った深さのあるお皿がある。面倒くさがってはいけません。ビュッフェを成功に導くためにはこのマメさが大切なのです。 こうして少しずつ前菜をクリアして、 メインもクリアしてある程度自分が食べたいものがわかったらアンコールに出かけて好きなものをたくさん取ってくるんだ。しかし悲しいかな。もうトシがトシなので思うようにアンコールに出かけられない自分が悔しいよ。 とにかく、 ビュッフェはこまめに足を運ぶこと。面倒くさがっていはいけないのです。私はこのために普段からよく歩いて足腰を鍛えているんだよ。 少しだけ持ってきて、全部たいらげてから次にいく。 お皿が空になるとちゃんと下げて行ってくれるのでテーブルの上は常にすっきり。 あと、 お料理のコンビネーションも考えたいところです。 いくら食べたいからといっても、焼き魚とパンを並べるのは許し難い。 思う存分お料理を食べ終えたら今度は楽しいデザートタイムとなりますが、 「デザートを選んで帰ってきたら、もうそこにはお料理のお皿は片付けられてしまっていた。」 という状態になっているのが一番望ましいです。 要するに、 ビュッフェとはセルフのコース料理なのです。 自分で好きなようにアレンジできるコース料理。 周りの人が「あれは同じ料理か?」とうらやましくなるような、そんな演出が自分でできるのがビュッフェの楽しいところなのです。 このホテルを利用したのは今回が3回目。 デザートはミニケーキにミニシュークリーム、フルーツゼリー、フルーツ、クッキー数種類、そしてアイスクリームがあるのですが、いつもケーキを食べ過ぎてしまってなかなかアイスクリームまでたどり着くことができずに「無念じゃ」とここを去っていたんだよ。 しかし昨日、ケーキの量をかなり減らしてついに念願のアイスクリームに到達することができたのでした。 「これで成仏できる」 なんてアイスクリームを口に運んでいると夫があきれ果てていたよ。 アイスクリームなんて普段どこかで買って食べたらいいじゃないか。現に今だって我が家の冷凍庫には大山(だいせん)の牧場から来たアイスクリームだって入っているのだ。しかもそれはちゃんと「アイスクリーム」で、食べ放題ビュッフェのアイスクリームは「ラクトアイス」に決まってる。 ※乳成分の多い量からアイスクリーム・アイスミルク・ラクトアイス 違うんだよ。 ここで様々なデザートを制覇できたという気持ちが大切なんだよ。私がここでのアイスクリームに執着していたのはそのためだったのだよ。 ケーキを食べ、シュークリームを食べ、 フルーツゼリーを食べ、そしてアイスクリームを食べ、 コーヒーを3杯いただく。 最後は口の中をサッパリさせたくて今度はミントティーなどいただきますが、闘いはもう終わったので、後はクッキーをつまみながらただただゆっくりと窓の外を楽しむ。 この時点でテーブルの上に残っているものは、 ティーカップとクッキーのお皿とグラスに入った水のみ。 パーフェクトです。 当たり前のことなのですが、 ビュッフェの場合、お皿の上に食べ残しがあると下げてもらえずにいつまでもテーブルの上に残っていることになります。 昨日私たちの後方にいた母娘のテーブルの上はすごかった。 最初からそれぞれ「いくらなんでもそんなに食えんだろう」というくらい持ってきて、さらに真中にはコロッケを積んだお皿が置かれている。 真中に置かれたコロッケは手をつけたのかつけていないのかわからないが、相変わらず量は多いまま。そして結局そのコロッケは残されたまま彼女らはケーキに手をつけ始めてしまったよ。 その母娘が去ったあとにはたくさんの食べ残しが載ったお皿が残されていました。 好きなものだけを食べていればいいビュッフェなのに残り物が出ている。 食べられるために生まれてきた物たちの無念の声が聞こえてくるようです。 私はホテルが、 ランチバイキング終了の3時まで彼女らをぐるぐる巻きにして天井から逆さに吊るす位のことをしても許されると思いました。 ビュッフェの食べ残しに悩んでいるレストランは、 「残したら処刑します」 って貼り紙をしておいたらいいのに♪ 本日の葛飾区の最高気温 25℃ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.07.09 19:28:23
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