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カテゴリ:器
私は濃い目のミルクティーが大好き。
なので、 我が家にはミルクピッチャーと呼ばれるものがゴロゴロしております。(2人暮らしの我が家に9個) このミルクピッチャーというもの。 大きいとミルクジャグ、 小さいとクリーマーと呼ばれることも多いようです。 何が正しいのか私にはわかりませんが、ミルクを入れることができて私の目を楽しませてくれるのであれば名前などどうでもいいのです。 別にミルク入れだけとしてではなく、 コーヒーのドリップポットととして活用したり、 使わないときにはお花でも生けておけばいいので、なかなか有能な入れ物であることは確かだな。 ポットにいっぱいお茶を用意しておいて、 ちびりちびり牛乳を加えながら飲むのは何とも楽しい行為なんだよ。 いちいちピッチャーに入れんでも・・・ と思われるかもしれないが、その「いちいち」がまた楽しいのだよ。 *** 先日書いたように、 私の学生時代のアルバイトは 1・2年がパン屋 3・4年が陶器店 でした。 たまたま商店街を歩いていたところ 「パート募集」 の貼り紙を見つけたのでダメもとで訊いてみたのです。 「パートって書いてあるんですけど、アルバイトじゃダメですか?」 それでもいいということで即決まったのですが、 「じゃあ、週3日くらいで1日4時間くらい。 時給800円くらいでいいかなぁ~」 と何ともアバウト。 しかし、当時のバイトの時給は680円くらいが平均だったので友達にはずいぶん羨ましがられたものでした。 おじさんとおばさん2人がやっているそのお店は、 ○○陶器店という、大して高価なものは扱っていない、いわゆる町のセトモノ屋さんだったのですが、当時からセトモノの好きだった私にとってはそれに囲まれているだけですでに楽しいアルバイトだったのです。 私の主な仕事は、 おじさんが倉庫から出してきたセトモノを広げて値段をつけて「有田焼」のシールを貼って店頭に並べることや、棚に並んでいるコーヒーカップ、ティーカップの埃を落として磨くことでした。 ただ黙々とやる地味な仕事だったのだけれど、 もともとがオタクなだけにこういう仕事は性に合っていたようです。 しょぼい店ではありましたが、 どうしたものか、たまに驚くようなお買い物をしてくださる練馬区の有閑マダムがおりまして、彼女のためにお取り寄せした高価な壺などが届くと私を呼んで、「目の保養よ~」と見せてくれたりもしましたね。 私はこの時期に陶磁器に関する様々なことをおじさんやおばさんに教えてもらったのでした。 この陶器店は2階より上が賃貸マンションになっていたのですが、 ある時おじさんが 「マリルレロちゃん、エックスって知っているかい」 と訊くではありませんか。 私は当時は知らなかったのですが、 その後「Х JAPAN」に名前が変わったグループ「Х」のことで、 そのリーダーのYOSHIKIがその陶器店の上に住んでいたそうな。 当時はまだマイナーだったのだけれど、 そのうちYOSHIKI目当てにやってくる女の子達がウロウロし始め、 そのうち家賃がソニー(ウロ覚えだが、確かそうだ)から振り込まれるようになり、 そして彼はメジャーになり、そこを巣立っていったのだとか。 あれから十数年、 もうおじさんもおばさんも歳をとったためお店を閉じてしまい、 今はゲームソフトを売買するお店に変わってしまいましたが、 あそこでの2年にわたるアルバイトは、 今思い出してもそれはそれは楽しいものでした。 本日に葛飾区の最高気温 28℃ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.07.20 19:17:23
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