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2007.08.30
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カテゴリ:カテゴリ未分類
さて、本日はレストランでの食事です。

昨日はBARでの食事を取り上げましたが、
BARでの食事とレストランの食事では一体何が違うのか。

一番の大きな違いはお値段でしょうか。

やはりレストランだとBARに比べるとお値段もグンとお高いのですが、
これは料理の良し悪しということではなく、
場所代がプラスされているように思うのです。

BARは全ての人々に開かれているとはいっても、
やはりお酒を飲む場所。

テーブルは若干低め、椅子は背もたれのない丸椅子、
あるいはすでに据え付けられているベンチ式の椅子など、
様々なレイアウトから成っており、
食事をするには少し落ち着かない感じがしないでもありません。

片やレストランはというと、
落ち着いて食事ができるようきちんとしたダイニングテーブルと椅子が配置され、布のクロス布ナプキン。クロスがなかったとしても布のナプキンは必ず置かれていたりします。

例えば、
宿のおかみさんにお薦めのお店などを尋ねたりすると、

「BAR FOOD がいいかしら、それともレストランがいい?」

と訊かれることがあります。
それぞれに予算の都合もあるでしょうから、
それに合ったいいお店を紹介してくださるというわけです。 

予算で選んでもよし、
雰囲気で選んでもよし、
気分でも選んでもよし。

それではアイルランドのレストランをのぞいて見ましょう。

r10.jpg

これはとある小さな村の小さなレストラン。
BARとの違いをおわかりいただけましたでしょうか。

例の如くまずは一人ひとつずつスープを取りますが、

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黒胡椒のきいたこのスープはおいしいけど一体何のスープか皆目見当がつかない。後で尋ねると答えはマッシュルームのスープ。濃厚な旨味がありました。

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パンはブラウンブレッド。

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メインには舌平目を2人で分けて食べたのですが、
その立派で大きかったこと。
しかしすっかりその姿をカメラに収めるのを忘れてしまい、
写真は残念ながら取り分けてしまった後のもの。

付け合せにはじゃがいもと野菜もついてきます。

この時はまだ旅が始まって間もない頃だったので、
食べながら眠くなってきてしまい、デザートは断念。

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何となく「ここよさそう」と入ってみたレストラン。

r3.jpg

夫はチャウダーを。

r2.jpg

私はスープを。
この日のスープは、ブロッコリーとチキンのスープ。
メニューを見た時にはピンとこなかったのですが、なるほど。
鶏はこのようにほぐした状態で入っていたのでした。

鶏だしに、
ブロッコリーやじゃがいもがとけ込んでいる何とも優しい味のスープです。たんぱく質も入っているので、あまり食欲のないときなどいいかもしれません。

r4.jpg

メインには Plaice という魚を頼んだのですが、
魚の名前も種類もわからないので、これがなかなか難しいところです。
「どんな魚?」「白身魚よ」で終わってしまうから。

余白がたっぷり取ってあって美しい盛り付けですね。でも、
皿がデカ過ぎて小さなテーブルの上が押すな押すなで大変。

温野菜とじゃがいもがついてきましたが、
この日はサラダもオーダー。

r5.jpg

ゆでた野菜ばかりだと酵素が足りなくなるのでしょうか。
このような生野菜や生の果物を欲してしまうのです。

この後街を歩いていたらいいものを見つけたぞ。

r14.jpg

なるほど。
こういう魚だったのか。

写真はありませんが、
ここではブラウンブレッドではない普通の柔らかい白パンが出てちょっと感激しました。(白パン如きで騒ぐなんて、アルプスの少女ハイジみたいだ。)

ということは、
ここはかなりモダンなレストランだと思っていいのでしょう。

r6.jpg

食後のコーヒー。
スプーンがふたつやってきたのは、
ひとつのデザートを2人で分けて食べるだろうと考えて気を利かせてくれたのでしょう。

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デザートは、
シュークリームのホットチョコレートがけ。

中には生クリームが入っているのですが、
全く甘みを加えていないクリームなのです。

アイルランドの乳製品は濃くておいしいのですが、
中でも生クリームは絶品だと私は思うのですよ。

私は生クリームに執着はなかったのですが、
この国に行ってすっかり生クリームに開眼してしまったのです。

しかし、
甘みのないクリームというのは、
クリームそのもののおいしさがよくわかるのですよ。
乳の味そのものが。

また、口に入れると舌が思わず甘みを探してしまうという行為に出るのですが、そのため、甘みのあるクリームよりも入念に味わうことになり、一層そのおいしさがわかるという。

今まで様々なデザートが登場してきましたが、
どれにも大抵クリームが添えられていました。
しかし、そのクリームは全てまったく甘くないクリームなのです。

私は毎度、
このクリームを舐めることにヨロコビを見出していました。

しかしこのシュークリームの美味だったこと。
甘みは上にかかっているチョコレートのみ。
チョコレート自体もそんなに甘くはなく、
クリームとチョコレートのほろ苦さが混ざると天にも昇るおいしさ。

・・・さすがにこれを食べた次の日は、
早速鼻の下に大きなニキビがぼっちんとできていました。

明らかに過剰だったと見えます。
人間の体は正直だ~。

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最終更新日  2007.08.30 20:24:24



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