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北海道へ帰っていたときの話です。
私が「それ」のトリコになったのは この写真を撮った5日後のことでした。 駅から家へ帰ろうとこの道を歩いていると、 「?」 何かが違う。 オヨ? オヨヨ? あれまぁ、たくさんのキノコが生えているではないの。 しかしあることあること、 まるでおとぎの国みたいじゃないの。 このキノコ達を目にする何日か前に結構な雨が降ったのですが、 それでニョキニョキと生えてきたのでしょうね。 しかしキノコがぼうぼう生えている光景は何と楽しいのでしょう。 しかもキノコってのは、 笠をかぶったその風貌がなんとも愛らしいし、カメラの被写体としてももってこいです。 それ以来私のアタマの中はすっかりキノコでいっぱいに。 私の脳味噌は小さいから興味を持ったことにすぐに占領されちゃうんだよ。 凝りだしたら止まらないコリルレロだし。 探せば家の周りにもあることあること。 今年になって急に生えたわけではなくて私がいた頃にも生えていたのに、 何の興味もなかったから見えてなかったんだねぇ。ごめんよ、キノコ。 キノコのことで頭がいっぱいの私は毎日朝食後、 顔も洗わずにカメラを持ってキノコ撮影に出かけていってたのさ。 「キノコとりにいってくる~♪」 出かけようとすると父が 「下手にキノコとりに行くと捜索願を出さなきゃならなくなるぞ」 というのだが、 父よ、それは「キノコ採り」だ。漢字が違うぜ。私のは「キノコ撮り」だ。 私のキノコちゃん達はいたるところに隠れていて、 ガサガサと草をかき分けたり葉っぱをよけたりすると、 ほら、見~つけた~。 さながらキノコ達とのかくれんぼ。ガサガサと探して見つけた後、 「じゃあ次は私が隠れる番だよ」と、今度は私がフキの葉っぱを逆さにかぶってキノコの真似をして隠れて見つけてもらったりししていたんだ~。 ・・・というのは ベニテングダケくらい真っ赤なウソだけど。 でもね、キノコというのはなんとも目立つ容姿をしている上、 食べられない毒キノコとなると何をしてもいいだろうと思う人間のせいで、 踏み潰されちゃったりすることが多いのでキノコ撮影は時間との戦いなんだよ。 おまけに 最初のうちはこんなかわいい形をしているキノコも、 時間が経つとあっという間に笠が開いてかわいくなくなっちゃったりするから、これまた時間との戦いなのです。 この写真だって、 前日に見つけたときには木に寄り添っているかわいいキノコのおうちみたいだったのに、翌日の朝に撮影しに行った時にはもうこんなに笠が開いちゃって何にもかわいくなくなっていたりするんだよ。 毎日足繁く通っていると、こんな生まれたてのキノコにだって会うこともできます。 もう私の北海道での毎日はキノコに始まりキノコに終わっていたのよ。 雨がザーッと降ると、 「ああ、キノコが大きくなっただろうな」 と、そんなことばかり考えちゃうんだよ。 あんまり私が「キノコキノコ」言うものだから、母と一緒に犬を連れて散歩に出かけてちょっと赤い実や茶色の枯れ葉を見ると 「あっ、キノコだ?!」 と、母の頭までもがキノコに侵食されてしまったのでした。 しかし、ただキノコを見て歩くだけでも楽しくてさ、 「お前はソンブレロかっ」 と突っ込みたくなるようなメキシカ~ン♪なキノコもいるし、 形がヒワイで、 ネット上ではちょっとお見せできないようなキノコも。 (無修正の画像が欲しい方はご連絡下さい) 森の中にもキノコたちは楽しく暮らしてて、この道の端っこにもほら、 いますよいますよ。 ちょっとアヤシ気な菌類もいますね。 これはキノコとは違うのかな? 東京に帰る寸前までキノコと遊んでてさ。 私ゃキノコ達との別れが辛くて 「また来年会おうな~」 と彼らの前でさめざめと泣いて東京に戻ってきたのでした。 そんな日々を過ごしてきたので、スーパーでシメジやエリンギを見ても 「うぉ、キノコだ」 ついつい反応してしまう自分が悲しい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.10.12 15:06:04
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